ペーパーを書きながら友人が到着するのを待っていたところ、文学部で中国語を専攻している学生が話しかけてきた。ちょうどその隣にいた学生が政治学部で地域研究をしていると聞いて、先日クラスメイトと探したときに見つけられなかったタイ語バージョンの地域研究の入門書について尋ねてみたところ、学部では講師が用意した補助プリントで対応しているという。
2005年2月
日常的拷問体験 同性愛者による情欲的な眼差し
同性からまるで目で犯されているかのような状況に耐えられなくなり、とうとうあらぬほうに向かってラムカーン(鬱陶しい)と叫んでしまった。彼らの非常識な行為は本当に許し難いが、法に触れるような行為ではない以上、あからさまな抗議の声を上げるわけにもいかず、こうでもするほかに事態を改善するための方法が思いつかない。
いま何のために何をしているのか
自分の将来を左右するような重大な計画を立てて実際に実行へ移すときには、事前にその目的を明確にして、そこから期待できる結果についても十分に検討しておきたい。さもないと、目的を達成するまでに気が遠くなるほどの時間的なロスを強いられることになるし、なにも成し得ないまま目の前が真っ暗になるような思いをすることになるかもしれない。
おしらせ
2005年2月20日から25日までの日記は、下書きが現在修理中のノートパソコンに保存されているため、更新できない状況にあります。ノートパソコンが手元に戻り次第、この6日分の日記を更新します。
友人の学位授与式
タイにおける国立大学の学位記は、卒業後1年以内に高位の王族によって手渡しで下賜されることになっている。以前は国王陛下が直々に下賜されていたそうだが、現在では高齢を理由に直系の王子や王女が代行しているという。私立大学の学位は、卒業後1年以内に理事長によって授与される。
無題
午後、ヂュラーロンゴーン大学の文学部4号館へ行って講義に出席してから、大学の中央生協がある「サーラープラギアオ」に入っている本屋に寄って、タイ語で書かれている国民国家論やエスニシティー論の参考書をクラスメイトと探していたところ、タイの大学入学統一試験の過去問題集を発見した。
無題
あさ、ペーパーを書いてからヂュラーロンゴーン大学の文学部4号館にある東南アジア研究科の研究室へ行って教官を訪ねた。教官から手渡された大量の英字論文の複製を文学部4号館のコピー屋に依頼して、スィーロム通りにある珈琲屋で翌午前6時までペーパーを書き続けた。午前7時就寝。これぞまさにタームペーパー地獄。
ノートパソコン直らず
当初、この修理工は絶対に直せると豪語していたが、結局最後になって投げ出してしまった。どうせ同じ工賃なら、簡単に直せる修理を数多くこなした方が得なんだろう。彼らの話が口から出任せである可能性については最初から考慮に入れておくべきだった。まあ、キーボードだけはタダで直してもらえたのだし、これで良しとしておこう。
ペーパー書きの一日
スクンウィット13街路にある住まい Sukhumvit Suite 17階の自室でダイニングテーブルの上にある非常用のデスクトップパソコンに向かって、朝から教授に意見を求めるための資料づくりに追われていた。ペーパー作業ばかりで日記に書くほどの事件も起こらなければ、仮にあったとしても書くための時間がない。
国家的処女喪失の日
バレンタインデーのきょうは、恋愛を成就させるための絶好の機会とあって、バンコクの街中どこも浮き足立っているように見えた。通学途中のタクシーのなかでラジオを聴いていたところ、パーソナリティーの女性がバレンタインデーのことを「国家的処女喪失の日」と呼んでいて、僕や一緒にいた友人を仰天させた。
地上数十メートルの洪水
昼すぎ、スクンウィット13街路にある住まい Sukhumvit Suite 17階の自室で、ダイニングテーブルの上にある予備のパソコンに向かってペーパーを書いていた。ペーパー4本の提出日が今月末に迫っている。そんななか突然、キッチンのほうから奇妙な音が聞こえてきた。バァン! プシュ――――――
無題
午前10時に起床してから、すぐにペーパー作業に取りかかった。正午前にスクンウィット31街路にある日本料理屋「雑談室」に電話をして出前を注文し、夕食に日本製の即席麺を食べ、翌13日の午前9時までペーパーを書き続けた。きょう一日に「彩り」なんてものは何ひとつなかった。
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