ヂュラーロンゴーン大学を見学して回った (初級1-3)

午前中の授業では、タイ語における数字の呼び方のほか、きょうの新出単語25語を学習した。午後の時間はオリエンテーションに充てられ、普段の授業で使われている文学部ボーロムラーチャグマーリー館の7階にある706教室から離れて、大学生協をはじめ、金曜市場、中央図書館、水泳用のプールといったインテンシブタイ・プログラムの受講生が使用できる大学構内にある施設を見学して回った。

ヂュラーロンゴーン大学はタイでもっとも古い大学だけあって、いまでもタイ様式の年季の入っている校舎がまだまだたくさん使われている。最後に向かったのは、薬学部と歯学部の北に隣接しているサヤームスクエアだった。ここは映画館や若者向けの商店や飲食店が軒を連ねているタイにおける流行の発信地だが、ヂュラーロンゴーン大学が所有している敷地で、民間に賃貸することで得られる家賃収入によって、国から交付されている補助金や学生が納めている授業料だけでは不足している大学の運営費用を補っているという。

夜、ペッブリー18街路にある住まい Venezia Residence 6階の自室で、タイ文字の数字と新出単語25語を復習するのに3時間をかけた。高校時代にこれだけの時間をかけて、教わったことをその日のうちに復習するという習慣があったとしたら、もしかしたら日本では一流といわれている大学に合格していたかもしれない。しかし、いまはただ、授業の進度にしがみついていくことだけで四苦八苦している。

うちには幸いエーンがいて、勉強机の隣にある安っぽい備え付けのプラスチック製の椅子に座りながら発音をみっちりと叩き込んでくれているから、まだなんとかなっているが、そういった環境にないクラスメイトたちはこれだけの勉強量をいったいどのように工夫してこなしているのだろうか。週明けにでも、それとなく聞いて回ってみようと思う。きょうの新出単語は53語だった。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。