ヂュラーロンゴーン大学の文学部が開講している外国人のための集中タイ語講座、インテンシブタイ・プログラムの初級1のクラスには3人の講師がいる。週5日間の授業のうち、ひとりが週3日、ほかのふたりがそれぞれ週1日ずつを担当している。
きょうは週1日だけを担当している講師の授業だったが、この講師の教え方には問題があって、授業の内容がとても分かりにくく、毎回どんなに予習や復習に時間を費やしたところでまったく理解することができない。
そんななか、もっとも分かりやすい授業をしてくれていた週3日を担当している講師が外れ、このクラスに対して半年間先行している中級のクラスを教えることになる可能性が出てきた。
これまで辛抱強く丁寧に教えてくれていた講師がいなくなってしまうと、授業について行くのが困難になる。成績不良によって放校処分とされてしまうリスクも格段に高まるため、すでに授業のペースから完全に取り残されているドイツ人のクラスメイトは断固阻止する構えを見せている。先週末には「先生、このクラスはあなたのクラスです!初級2でも私たちを教えてください」と懇願するほどだった。
「これは確定事項ではありません。ですから、私にもどうなるか分からないのです」
―― と、まるで対岸の火事のように書いているが、もし仮に、授業を週3日を担当している講師が抜けた穴をきょうの講師が埋めることになったら、僕自身も混乱して授業についていけなくなる恐れが出てくる。なにも理解できないまま進級試験に臨んだら、おそらく放校処分は免れないだろう。初級2の時間割表は来月の上旬に発表される。
ところで、高架電車のサヤーム駅前にあるサヤームディスカバリーセンター6階の酸素バーが3月下旬に閉店することになり、そこでアルバイトをしているエーンは失業する見通しとなった。きょうは客がふたりしか来なかったという。