無題

きょうは授業では、昨日の宿題となっていた新聞記事「アジアのナイチンゲール、シンシア医師」を要約して発表した。ヂュラーロンゴーン大学文学部主催の集中タイ語講座では進級試験の約3割が宿題の提出状況によって評価されるため、中級2の進級試験で僕とほぼ同じ点数を取ったのに落第スレスレになった受講生もいた。

授業終了後にエーンと合流して、マーブンクローングセンター1階にある Telecom Asia の窓口で4ヶ月間滞納していた固定電話の料金を支払った。月々の料金は250~650バーツで、4ヶ月分の合計は1,400バーツだった。ダイアルアップインターネットを繋ぎっぱなしでこの料金なら高くない。タイで贅沢すると日本より割高感があるけれど、大衆向けのサービスはとことん安い。庶民的な生活を心がけることが家計の節約に直結する。

いまはダイエットをしているため日本料理屋へ行かないようにしている。日本料理を食べなければ毎日の予算は120バーツで済む。ダイエットは、健康と財布の両方に優しい?

通学往路のタクシー代   37バーツ
大学の西洋風朝食+水代  33バーツ
昼食の大盛りマカロニ代  20バーツ
通学復路のバス代     10バーツ
夕食のパンとジャム代  約20バーツ

 

その後、マーブンクローングセンター4階にある日本料理店「田ごと」で家計が破綻寸前になっているエーンと夕食をとった。エーンが持っていた号外新聞によると、貧困層のための教育機関であるラームカムヘーング大学でも政府からの補助金が大幅に削減されたため授業料の引き上げが予定されており、学生たちが反対のデモをしていたという。エーンは「小さなデモを起こしても無意味だし、大学にカネがなくなったら授業料を引き上げるのは当然」と冷ややかな反応だった。タイでも日本とほぼ同時期に学生運動が盛んになったけれど、このご時世では日本と同じであまり流行っていないという。

ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。