体育会系屋台

野菜ばかりのタイ料理は自分の好みに合わない。これまで屋台での食事はずっとお断りしていて、この10ヶ月間で食べたのは5回にも満たない。

夜、ラーチャウィティー8街路にある屋台でバンコク在住の日本人ふたりと夕食をとった。「今晩は体育会系の屋台で夕食をとろう」と誘われて出かけたが、まさかここまで体育会系とは思いもよらなかった。

その屋台は街路の全域をまるまる占有していた。プラスチック製の椅子に腰を下ろして、この店の名物「赤焼き豚ライス」を注文すると、店員がダッシュで厨房まで走って行って注文の内容を拡声器で繰り返した。その10秒後、ステンレス製のテーブルの上には陶器の食器にキレイに盛りつけられた赤焼き豚ライス(カーオムーデーング)が並んでいた。この味なら自分でも食べられそう。

食後、すぐ近くにある住宅を改装した洋風飲み屋へ行って、日本人からタイ関連の情報を仕入れた。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。