これまでのケータイはタイ語に対応していなかったけれど、最近になってタイ語対応機種が発売されるようになった。その影響でタイ語のSMS(ショートメッセージサービス)も急速に増えている。
なかでも、タイにおけるNokiaのシェアは90%ぐらいあって周辺機器も充実している。反面、価格とスペックが釣り合っておらず、13,000バーツもする機種でも画面が白黒のままでデザインも悪い。いくらカネがあってもタイで日本水準のケータイを買うことはできないだろう。
そこでSiemens唯一のタイ語対応機種C45を買った。Siemensは家電から高架電車まで何でも製造しているドイツの総合電機メーカーで、デザインも洗練されてて格好いい。同価格帯のNokiaより高級感があるのもウレシイ。
授業終了後、マーブンクローングセンター4階の携帯電話売場で、いま使っているC35を最高値で買い取って最安値でC45を売ってくれる店を約2時間半かけて探した。
C35買い取り最安値 1,000バーツ 新品C45販売最安値 4,050バーツ 新品C45販売最高値 4,500バーツ |
C35を1,600バーツで売って、C45を4,100バーツで買った。今回の機種変更でかかったコストは差額の2,500バーツだった。
帰宅後、電話帳に登録してある名前をひとつずつタイ文字に直している途中で想定外の不都合に気づいた。これまで英語名の1文字目に対応するキーを押すだけですぐに電話番号を呼び出せたのに、タイ語名ではその機能が使えない。毎回リストを上下させるのも面倒だから、電話帳の名前をすべて英語に戻した。
携帯電話が格好良くなった。タイ語のメールも送受信できるようになった。機能性も若干だが向上した。でも、せいぜいその程度。完全に無駄遣いだった。
午後11時ごろ、ペッブリー通り18街路から28街路までの一帯が停電した。真っ暗で宿題ができなかったし、冷房も使えなかったから暑さで何度も目を覚ました。このような不便があると自分が発展途上国にいるのを実感する。
バンコク電力公社には24時間体制で待機している修繕係があるから30分もあれば復旧するとエーンは話していたが、まるで復旧する気配がなかったから「復旧まで2日間かかることってある?」と聞いたところ、「たいてい3時間もあれば復旧するけど、6時間とか12時間とかかかることもある。でも1日以上という話はあまり聞かない」と話していた。
結局、停電は約8時間続き、翌16日の午前7時頃に復旧した。この程度の停電ならタイではニュースにならないという。