夕方、風呂上がりのドライヤーをしているときにアメリカ人の友人から電話があった。何時間も長話をしているうちに髪の毛が纏まらないまま乾いていった。
午後7時、いよいよ堪らなくなって「僕を誘ってるなのか、それとも自分の予定を話しているだけなのか」と切り出したところ、一緒に夕食を取ることになった。ようやくこれでドライヤーの続きができる。さんざん道に迷った挙げ句、午後11時にアヌサーワリーチャイサモーラプーム(戦勝記念塔)ちかくあるパブSaxophoneに到着。午前1時に帰宅した。
きょうエーンはサークルの友人たちと Royal City Avenue にあるディスコへ行っていた。先輩たちがクスリをモグモグ頬張っていたそうで、クスリが自分の酒に混ぜられるを恐れてグラスをずっと肌身離さず持っていたという。
クスリ。普通名詞。みんなが持っているのは携帯電話。ディスコにあるのはクスリ。ただそれだけのこと。いちいち考えていても仕方ない。
サヤーム界隈を散策しているとその日の麻薬について話し合っている日本人観光客に遭遇するのも珍しくないけれど、満足なコミュニケーション能力もないのにどうやって密告者による通報を回避するつもりなのかいつも疑問に思う。危険なことに手を出す前に正確な情報を仕入れておけば、それがいかに愚かな行為であるか気づくはず。さらに情報力がもう少しあれば、もしかしたら警官が踏み込めるエリアと踏み込めないエリアがあることにも気づくかもしれない。
バンコクでの友達を売春婦たちで固めるのは、あまり賢明な判断とは思えない。