GO GO BOYS

夜、スラウォング通りのドゥワンタウィープラザにある Go Go Boys へバンコク滞在中の日本人女性観光客と出かけた。店に入ると、股間の部分が強調されている白い競泳用パンツをはいている男たち約40人が視界に飛び込んできた。男臭すぎて吐き気がした。

ショータイムは午後10時半にはじまった。ショーの内容は、ひとり蝋燭プレイ、シャワー室で男同士が抱き合い、男同士の性行為など。男娼たちの性器は常にフル勃起状態。料金はビール(小瓶)1本200バーツだった。店に300バーツ、男娼に1,000~1,500バーツ支払えば、性的なサービスを利用するために男娼を2時間店外へ連れ出すことができる。この店のショータイムは午後10時半と午前零時半の1日2回。

男娼たちのアレが大きすぎて自分がとても惨めに感じた。精神的衝撃を緩和するために女性の裸でも見ておこうと、ドゥワンタウィープラザの西150mにあるパットポング通りの Go Go Bar に立ち寄った。ところが Go Go Bar の売春婦の割には容姿が良すぎるので不審に思って店員に聞いてみると、この店の売春婦の8割以上がオカマだという答えが返ってきた。僕たちの席に来てコーラ(チップ)を強請ってきた売春婦は「自分はオカマじゃない」と言い張っていた。

「女の子っぽい仕草に拘っているのはオカマの証拠だし胸の形を見ればすぐわかる」と日本人女性観光客が話していた。店の入口にある看板だけでは売春婦とオカマ売春婦のどちらか判らないから、ちゃんと自分の目で判別する必要がある。

きょうはまだ男の裸しか見ていない。そこで、確実に女性がいる Go Go Bar へ行った。本物のゴーゴー嬢たちはオカマのゴーゴー嬢たちよりはるかに不細工だった。

たった300バーツで Go Go Boys と Go Go Bar の両方へ行けるが、娯楽としての価値は1,500バーツを下らないだろう。

もしこんな店にハマって通うようになったら価値観がおかしくなってしまいそうだ。

ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。