タイ映画「スリヨータイ」

夜、ペッブリー18街路にあるアパートできのうパンティッププラザで買ったタイ映画「スリヨータイ」を観た。

タイ映画「スリヨータイ」は伝承上の英雄アユッタヤー王妃スリヨータイの生涯を描いた歴史映画。舞台はアユッタヤー朝前期の約60年間(1493-1548)。

スリヨータイはタイ北部のピッサヌロークでオークヤースィースリンの娘として生まれた。ラーマーティッボディー2世が1529年に崩御すると、プラノープッターングーンが王位を跡を継いだが毒殺された。プラヤーヨンマラートは5歳児のラッサダーティラートグマーンを王位に就けて専横を振るったが、ミャンマー軍が攻めてきたためプラチャイラーチャーがラッサダー王を廃して自ら王位に就いた。その後、王妃スィースダーヂャンが、プラチャイラーチャー王とプラヨートファー王を殺害し、プラスィースィンラパ王を廃して、愛人のクンウォーラウォングサーティラートを王位に就けた。

王が忠臣に誅されると、スリヨータイの夫ヂャッグラパットが王位に就いたが、スリヨータイの奮戦もむなしくアユッタヤーは滅ぼされミャンマーの属国となった。

この作品の見どころは、女性が勇猛果敢に戦うシーンだけ。しかも物語が宮廷を舞台に展開されるため高貴なタイ語(王語)ばかりでほとんど聞き取れなかった。大嫌いな英語の字幕に目を落としながらなんとか3時間を耐えた。

昨晩、アメリカ人の元クラスメートが「あれは単なる捏造歴史ドキュメンタリーだ。しかも宙に血と生首が・・・・・・」電話口で嫌悪感を露わにしていた。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。