会議同時通訳

「お好み焼き屋へ一緒に行かないか?」

昼前、日本人経営者に呼び出されてスクンウィット13街路にある日系IT企業へ出かけてみると社長室で従業員会議が行われていた。

この会社にいる従業員の外国語能力は、日本人管理職がタイ語日常会話レベル、タイ人従業員が日本語レベルC(人材紹介会社基準)しかない。そのため管理職と従業員のあいだの意思の疎通がままならない状態が慢性的に続いている。

とりあえず何も考えずに日本語をタイ語に、タイ語を日本語にそのまま訳していった。

通訳の報酬は、昼食(お好み焼き+激辛ビーフシチュー)と夕食(居酒屋での食べ放題・飲み放題)だった。毎日タイ語の家庭教師代として1,000バーツをもらっているし日頃の付き合いもあるから仕方ない。

その後、午前1時まで飲み会ほか2件をはしごした。

ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。