ようやくタイ料理が食べられるようになる

タイに住み始めて1年4ヶ月。はじめてタイ料理が美味しいと思った。

これまでずっとタイ料理は毛嫌いしてきたけれど、どうしても外出するのが億劫だったからアパート附属の食堂に電話してタイ料理「カーオパットアメリカン」(ケチャップ炒飯)の出前を頼んだところ、とても美味しかった。値段は40バーツ+宅配料金5バーツだった。

毎日のように日本料理を食べていたこれまでの生活習慣を改めてタイ料理を食べるようにすればエンゲル係数がかなり改善する。

エーンの10年間来の親友であるヂョーイによると、ラームカムヘーング大学の学生食堂は美味しいし値段も安いという。でも僕がタイ料理を嫌いになったそもそもの原因はヂュラーロンゴーン大学文学部の学生食堂にあった。

以前、集中タイ語講座の講師がこう話していた。

「あんな安い値段(カーオパットアメリカンを20バーツ)で出しているのよ。高い食材なんか使ったら赤字になってしまうから安い食材ばかりを使っているんだけど、そんなんじゃどう工夫したって美味しい料理を作れないわ。あんな料理を食べただけで『タイ料理はまずい』なんて結論を出されたらタイ人としてはちょっと悲しいわねえ」

もしかしたらタイ料理は思っていたよりまともなのかもしれない。・・・・・・それともあのクソ不味い文学部食堂の料理に1年間も慣らされてきたせいで味覚が麻痺してしまったのかもしれない。

きょうはマーブンクローングセンターでエーンの携帯電話を修理してから、 World Trade Center に入っている ZEN でバレンタインプレゼントを買って、バンコクの電脳街「パンティッププラザ」へ行ってタイ料理を食べた。

ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。