アメリカ留学手続始動

アメリカへ語学留学に行くのが確定した。

夕方頃、ヂュラーロンゴーン大学文学部にある東南アジア研究科の事務局へ英語検定 CU-TEP の結果を聞きに行ったところ460点では入学を許可できないと言われた。どうせこの程度の英語力では入学しても授業についていけないという。

帰宅後、高校時代の友人に電話(インターネット電話:3分10円)で一緒に留学しないかと持ちかけた。友人と一緒に留学をすれば、現地での家賃とレンタカー代を安く抑えることができる。友人によると、ロサンゼルスの郊外なら月々7万円で家賃とレンタカー代が賄えるらしく、折半すれば月々約4万円で済む計算になる。この金額ならバンコクで生活するのとあまり変わりない。

アメリカでの留学期間はおおむね3ヶ月半から5ヶ月半を予定している。この期間内に TOEFL 550 点が取れなければ今回の留学計画は頓挫するか、もしくはさらなる延長を余儀なくされる。すでに当初目標としていた6月の大学院入学(前期入学)の道が絶たれたことで予定が半年ほど繰り延べになっている。

さっそくアメリカ留学に必要な留学ビザ(F-1)と、その申請に必要な語学学校からの入学許可証(I-20)を取得するための手続に入った。入学許可証は1ヶ月後を目処に日本の実家に届く予定。それが届いたらパスポートを日本のアメリカ大使館に預けるためにいったん帰国する。

というわけでタイ滞在は残すところあと1ヶ月となった。その間の在留資格を得るべく、一旦出国して滞在期限を30日間延長することにした。あすタイ東北部イーサーン地方にあるラオス国境の街「ノーンカーイ」まで寝台特急で移動して、あさって国境を越えてラオスへ出国してからタイに戻ってくる予定。今回の旅行ではエーンも国境まで同行する。

これから日本に帰国するまでのスケジュールはかなりタイトになる。どこか家賃の安い部屋を借りて家財道具一式を一時的に保管する必要があるし、ポーホック(小学校6年生相当の教育省タイ語能力検定)の副産物である「私立学校教員免許」を申請して受領までを完了なせなければならない。衛星放送や電話回線の解約も忘れるわけにはいかない。

たった半年間アメリカへ行くのに、こんな面倒な準備が必要になろうとは思いもよらなかった。できればアメリカ留学は避けたいと考えていたけれど、英語力の欠如なんかが原因で今回のタイ留学計画を台無しにするのは絶対にイヤだから仕方ない。効率的な時間の使い方を考えれば、本来であれば退職前にアメリカ留学の準備を整えておいてタイ語を勉強する前にアメリカへ留学しておくべきだった。

こうなったら、これからはカネに糸目をつけず、やれることはすべてやってみるつもりだ。もう学生でいるのにはいい歳なんだから、勉強だけをダラダラ続けるわけにはいかない。

ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。