グランドキャニオンとモニュメントバレー (LA留学生日記より)

気づいたときには友人の「アメリカ山間部国立公園探訪の旅」に付き合わされていた。ロサンゼルス3日間+ラスベガス3日間の予定だったけど、どうやらラスベガスの3日間にはラスベガス以東にある山間部国立公園が含まれていたらしい。いずれにせよこんな辺鄙な土地に来る機会はもう永久にないだろう。そう考えて今回はおとなしくついて行った。

山間のフラッグスタッフの街から北へ130キロほど行くと世界の七不思議にも数えられているグランドキャニオン国立公園があった。標高1,500メートルもある山の谷底にはコロラド川が流れている。あまりにも高低差がありすぎて谷底をのぞくことはできなかった。

その後、友人がレンタカーを運転してドラゴンボールに出てきそうな荒野を160号線に沿って北東方面へ向かった。沿道には広大な砂漠が広がり急勾配の岩山が多数あった。

日没前にユタ州のモニュメントバレーに到着。周囲の岩山がまるで神殿のように見えた。

その後、何度も道を外れて原住民居留地へ迷い込んだり未舗装路を30キロも走り続けたりして、ようやく翌午前零時に今晩の投宿地ペイジに到着した。きょうの走行距離は848.56キロで友人が全区間運転した。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。