中古車購入契約と携帯電話購入 (LA留学生日記より)

きょうは語学学校を休んで、同居人のポーやアサンプション大卒のタイ人女子留学生ふたりに付き合ってもらって携帯電話を買った。この街の至る所にある中華料理屋で昼食をとって駐車場へ戻ったところ「売ります」と書いてある自動車に目がとまった。

1993年式のトヨタ・カムリ(排気量3,000cc, 走行距離112,000マイル)で価格は5,300ドルだった。助手席の扉にコインで傷つけられたような長い引っ掻き傷があるけれど、冷房の効きに問題はない。ちゃんと標準のタイヤもついているしフロントガラスも割れていない。これなら帰国時にタイ人の知り合いから購入する予定のクルマより高く転売できるのではないかと思って、さっそく試乗して購入の交渉を済ませた。売り主の中華料理店店主の中国人によると、あした土曜日には自動車の転売に必要となる排ガス規制適合証明書を取得して、月曜日にも名義の変更ができるという。これで月曜日にはマイカーをゲットできることになった……と同時に月曜日の授業を休むのが確定した。

おととい購入の約束をしたタイ人に申し訳なく思って電話したところ、「別に売却を急いでいるわけではないから気にしないでくれ」と言ってくれた。

その後、小規模な携帯電話ショップへ行って Singular 社のGSM方式に対応しているプリペイドSIMカードを50ドル(通話料30ドル込)で購入。携帯電話本体はタイで使っていたGSM方式のものをそのまま使うことにした。

タイ人の友人たちによると、プリペイド携帯電話の通話料はとても割高らしく、ポストペイドのほうがダンゼンお得らしい。しかしポストペイドのSIMカードを契約するためには、収入が安定している個人による保証が必要となるうえ、最低でも1年間は契約しなくてはならないため、いずれにしても留学期間半年程度(予定)の僕には選べない。

購入2時間後には携帯電話が開通した。

夜、タイ人たち総勢9人でアルハンブラ市内にあるフィットネスクラブへ行ってから、きのうまでクルマを売ってくれる予定になっていたタイ人が働いているタイ料理店で遅めの夕食をとってタイ人女性たちを家へ送り届けたのちに、男だけで「ジェントルメンズクラブ」と呼ばれているアメリカ版ゴーゴーバーへ繰り出した。入場料20ドルを払ってアルコール類を注文すれば裸踊りショーが見られる店で、気に入ったホステスを呼んで100ドルほど渡せば隣室へ行って「セックス寸前のサービス」が約10分間受けられるという。こういうことに金を使わないことにしているから最後までどんなものか確認できなかった。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。