せっかくの夏休みを無為に過ごさないため日本人3人でラスベガスへ出かけた。台湾人の友人も誘ってみたけれど、ヨセミテ国立公園への旅行をホストファミリーと計画していたため日程が合わなかった。
ロサンゼルス郡南パサデナ市にある友人のホームステイ先を午後3時に出発して、途中インターステート10号線の帰宅ラッシュに巻き込まれたり、バーストウ市にあるアウトレットモールに寄り道したため、ラスベガスに到着したのは午後9時だった。アウトレットモールの滞在時間を差し引くと5時間かかった計算になる。
ラスベガスのストリップ地区にあるホテルは、アラジンホテルならアラビア風の建物、ラクソー(ルクソール)ホテルならピラミッド型の建物といった具合で、何らかのコンセプトが設けられている。
夜、パリスホテルで夕食をとった。その名のとおりパリをテーマとしたホテルで、エッフェル塔や凱旋門の巨大なレプリカのほか、壮麗なフランスの宮殿を高層タワー化した客室棟がある。ディナービュッフェの料金は21.95ドルで、ストリップ地区でもほかのホテルへ行けば15ドル前後で食べられることを考えれば割高感があるけれど、ビュッフェで「高級アイテム」とされているカニやカキもあったから案外妥当かもしれない。
こんな料理ばかり食べていたらゼッタイに太ってしまう。それがラスベガス旅行唯一の欠点だ。