カジノ巡り (LA留学生日記より)

賭け事には勝ち負けがある。勝率については「ペイアウト率」と呼ばれる払い戻し率から推し量ることができるけれど、もし客の方が有利であれば賭場の経営が成り立たなくなってしまうから、どのゲームも賭場が有利なルールになっており、ラスベガスのカジノではおおむね90%に設定されている(平均すれば掛け金の90%が手元に残るという意味)。日本国内のペイアウト率は公営ギャンブル(競馬や競輪など)が約75%、宝くじが約50%、パチンコが約70%であるから、ラスベガスのカジノが客にとって比較的有利な賭けであることが分かる。

この数字を見てしまうとパチンコや宝くじにカネを賭けるのが馬鹿らしくなってくる。

当たったときの配当金が高いものほど負けるリスクも大きいと言われているけれど、ブラックジャックなら配当が勝っても2倍しかないから安全と判断している。昨晩はラスベガスのダウンタウン地区にあるゴールデンゲートホテルで30ドル負けたが、きょうはボードウォークスホテルですでに400ドル擦っている日本人の友人を尻目にブラックジャックをプレイして45ドル勝って、トータル15ドルの勝ちに終わった。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。