吉野家 (LA留学生日記より)

ロサンゼルスの外食物価は驚くほど高い。日本の1.2倍はあるように感じる。日本において消費者物価の下落や強烈な円安が数年来続いているのに加え、アメリカにおいて消費者物価の上昇が3年前のIT景気時にあった影響もあってとても割高感がある。

大衆食堂でも、朝食が600円、昼食が700円、夕食が1300円もする。

このままではそう遠くない将来に家計が破綻するのが目に見えているため、市内最安値のレストランを探しに出かけた。

すぐに思いついたのは吉野家だった。ご飯党の僕としてはマクドナルドなどのファーストフード店は絶対に受け入れられない。吉野家はアルハンブラ市から30分も離れているパサデナ店しか知らなかったため友人に聞いてみたところ、サンゲーブル市の先にあるアルハンブラ市から片道約10分のテンプル市にもあると教えてもらった。

牛丼の並盛が2.69ドル(付加価値税を加えると2.91ドル)だった。これなら日系スーパー Mitsuwa の日本食弁当(4.75~6.95ドル)に比べても半分の出費で済む。片道10分は少し遠いような気もするけれど、家計のためにこれからは一日一食の吉野家は欠かさないようにしたい。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。