アルハンブラ洗車場 (LA留学生日記より)

アルハンブラ市中心部の東メイン通りと北アトランティック通りの交差点にある「アルハンブラ洗車場」では、複数のクルマが生産ラインのような流れ作業で同時につぎつぎと洗車されていく。一連の工程は、入口に駐車してから通路内をベルトコンベアのような装置で自動的にクルマが移動して、固定式の散水機、シャンプー噴射機、リンス噴射機を通過して、手作業で水滴を拭き取ってくれる作業者にチップを払って終了となる。料金はそれぞれ標準コースが12.99ドル、上級コースが13.99ドル、贅沢コースが16.99ドルで、洗車マネージャーによる念入りワックスコースは24.99ドルだった。

きょうは近所の Alhambra Car Wash で洗車した。2週間前にハンティントンビーチへ行ったときに見かけた洗車場では「午前中限定6.99ドル」というプロモーションをやっていたけれど、もともとこの周辺の物価は高く特にサービス関連の料金が高いことで知られている。シェアハウス前の北ストーンマン通りに路上駐車しているため散水機のせいですぐに汚れてしまうこともあって、もう1ヶ月近く洗車せず汚れるに任せていたけれど、クルマが目も当てられない状態になったため、家計難に苦しんでいることもあって標準コースで洗車した。

「クルマぐらい自分で洗えばいいじゃん?」

クラスメイトはそう言うけれど、シェアハウスがあるアルハンブラ市は条例で屋外に洗濯物を干すことが禁止されているほどの高級住宅街なので、自分で洗車する人なんていないし、建物に水道の蛇口もない。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。