長距離道路工事と交通事故 (LA留学生日記より)

アメリカ中西部では鉄道網が貧弱なため陸路が貨物輸送の生命線としての役割を担っている。しかし広範囲の地域に小規模な街が点在しており日本のように住宅街が道路沿いにあるわけではないため、道路工事をするためには何十マイルも離れた場所から作業員を連れて来なければならない。しかもアメリカの道路の総延長は(日本の127万kmに対して)650万kmもあるため、ある路線の車線数を増やすために一度に工事する区間がものすごい長さになる。

「ここから25マイル先 道路拡幅工事中」

ネバダ州とカリフォルニア州の境にある街から一般道でロサンゼルスへ戻ろうとしたところ、普段は交通量が少ないのに片側相互通行の交通規制が敷かれていたため予想外の渋滞にハマった。事故現場を通過するときに反対車線を見てみると、大型トレーラーとスポーツ用多目的車が正面衝突したようでスポーツ用多目的車のほうは大破していた。この惨状で生き残れた乗員はいないと思われる。渋滞は事故車両が撤去された約2時間後に解消された。

交通量が少ない田舎道でも安全運転には心がけたい。

翌24日の未明にロサンゼルスまで戻ってきた。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。