ヂュラーロンゴーン大学ローイグラトング祭

きょうは旧暦の12月15日。ローイグラトング祭の日。

若者文化の中心地サヤームスクウェアのすぐ南側にあるヂュラーロンゴーン大学は、バンコク屈指の灯篭流しポイントとして、ヂャーオプラヤー川に架かるプララームペート橋(ラーマ8世)についで人気がある。正門前にある池のまわりには大勢の若者たちによる分厚い人垣ができており、グラトング(灯篭)を流すどころか近づくこともままならない状態だった。模擬店前にできた列の長さは完全に常軌を逸しており飲料水を買うのも諦めた。

ヂュラーロンゴーン大学のローイグラトング祭は、マヒドン大学のものより学園祭的な色合いが強く、各所でさまざまな催し物があった。講堂前のサッカー場では巨大グラトング(灯篭)を持った学生たちが練り歩いているようだったけど、人垣に阻まれて近づくことができず、詳しい様子を窺い知ることはできなかった。それぞれ文学部の前ではタイ古典舞踊、芸術学部の前ではバンドによる演奏会が行われていた。

夜、バイトが終わってからサヤームでブワと合流し、ヂュラーロンゴーン大学へ行ってローイグラトング祭を見物した。ブワの母親が友人宅に到着するのを待って、そこまでブワをクルマで送り届けた。タクシー運転手によると、ヂャーオプラヤー川の周辺はローイグラトング祭を見物に来たクルマで渋滞が起きており交通が完全に麻痺していたという。

マヒドン大学でもヂュラーロンゴーン大学でも、このイベントではどの模擬店もアルコール類を売っていなかった。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。