クルマのスモークフィルム

プライバシー確保と日焼け防止のためにクルマの全面にスモークフィルムを貼ろう。

バンコク都内を走る道路はどこも慢性的に渋滞しており、しかも信号の待ち時間が恐ろしく長いため、必然的にほかのクルマと隣り合う時間も長くなる。だから特に関心を払っていなくても、知らず知らずのうちに隣り合っているクルマを運転している人の性別や年齢だけでなく、行動パターンから性格まですべて分かってしまうことがある。

このクルマにも一応スモークフィルムが貼られているけれど、透過率が高いため、隣のクルマを運転している人と目が合うことがしばしばある。しかも真上から照りつけてくる熱帯の直射日光のせいで、すぐに肌が焼けてしまう。そのような状態にストレスを感じていたため、もっと透過率の低いスモークフィルムを貼ることにした。

午後、スクンウィット101街路にあるキリスト教系のインターナショナルスクールへOG会に出席していたブワを迎えに行き、ソムデットプラヂャーオタークスィン60街路付近にある自動車内装屋へ向かった。

自動車内装屋の女性店主のオススメどおりに、左右の窓とリアガラスに非透過率82%のミラーフィルム(UVカット機能つき)、フロントガラスに非透過率62%のミラーフィルム(同)を貼った。所要時間は約4時間で、料金は工賃込みで5,000バーツだった(7年間保障つき)。タイではフロントガラスにスモークフィルムを貼っても違反にならないけれど、さすがに透過率が低すぎるとダメらしい。ブワによると、父親の友人はクルマに貼ったスモークフィルムが濃すぎたせいで、警察官に呼び止められて違反金を支払ったという。

ついでに車載オーディオについても徹底的に見直した。純正のオーディオはカセットテープしか再生できないうえに音量を大きくするとすぐに音割れしてしまうため、CDとMP3が再生可能な社外品のオーディオ(7,500バーツ)と社外品のスピーカー(4つで3,500バーツ)に付け替えた。工賃込みで11,500バーツだった。不要となった純正オーディオは1,000バーツで下取りしてもらった。

ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。