「ウボン人はバンコク人のように豊かじゃないから、みんなバイクで移動してるんだけど、日中は陽射しが厳しすぎてとても外出する気になれない。今頃はみんなおとなしく部屋で寝てるんじゃないかしら。日が翳りだした頃に起きて、ディスコやバーに繰り出すのがウボン人のスタイル。日中の娯楽といえば、映画館ぐらい? でも、夜の人気スポットは結構たくさんあって、ディスコ Rocks とか U-Bar とかが流行ってるみたい。自分の目で確かめて、気に入ったほうに行くといいわ。時間つぶしに困ってるんなら、郊外の自然探索なんかお勧めよ」
アイスクリーム屋Swensen’sで午後2時、ウボンラーチャターニーの中心部には片側3車線の大通りが走っているものの、これといった商業施設もなく時間のつぶしようがないことを日本人の友人と嘆いていたところ、女性アルバイト店員がウボンに住んでいる若者の行動についてこのように説明してくれた。
きょうは昼前に起きて、クルマでウボンラーチャターニー県の県都中心部にあるショッピングセンターRobinsonへ行き、その隣にあるビザチェーン店The Pizza Companyで昼食をとって、さらにその隣にある甘味処チェーンSwensen’sでデザートを食べた。
この街で日中にできることは何もないということを悟り、昨晩の長距離ドライブで疲れ切った体を癒すために、スパへオイルマッサージを受けに行った。夕方、現地に住む知り合いと昼食をとり、Soi Standardという路地を案内してもらった。この知り合いによると、この通りに住んでいる住民はほとんどが娼婦で、フツウの一戸建て(俗に言う「置屋」)で性的なサービスを提供しているという。値段は400バーツ前後らしいけれど、娼婦の大半が30-40歳台とか。こんなことろに来るようなヤツの気が知れない。
その知り合いをウボンラーチャターニー中心部の実家まで送り届けたあと、日本人の友人とこの街最高級の「ネバダ・グランド」にチェックイン。そこで、昼過ぎにSwensen’sのアルバイト店員に紹介してもらったディスコが、このホテル地階にあることを思い出して行ってみた。
ウボンラーチャターニー職業訓練短期大学の学生をナンパして、午前6時まで市内のホットスポットを紹介してもらった。ウボンラーチャターニー市内の若者たちが集まるスポットは、ホテル「ネバダ・グランド」前のศูนย์รวมความบันเทิง เนวาด้า(ネバダ複合娯楽センター)の一帯にあるらしい。