中華街とは、非中国人地域において関帝廟などの民間信仰施設を中核に発展した華人の街のことで、中国料理店や中国土産物店などがあることで知られており、北米、東南アジア、オセアニアに多く見られる。
タイもその例外ではない。タイの中華街は、バンコク・サンパンタウォング区のヂャッグラペット通りとヂャルーングルング通りを結ぶヤオワラート通り沿い約1キロの区間に形成されている。この通りはプラヂュラヂョームグラーオ大王(西暦1853-1910)の治世に、商業振興策の一環として建設された18路線のうちのひとつで、特に法律で中国人居留地として定めらていれたわけではないが、1898年頃にはすでに華人が密集して居住していたという。現在でも中国系タイ人が営む中国料理店や金行(貴金属店)などがその名残を今に伝えている。この地域での娼婦の徘徊も噂されているが、これについては確認していない。
ヤオワラートの貴金属店はタイ国内のどの貴金属店よりも安いことで知られており、きょうはタイ人女性との婚約を解消したという日本人の婚約指輪を売り払うために訪れた。名前入りの23金婚約指輪が購入時の約25%の価格で売却できたという。