夜、クラスメイトとバンコクの中華街「ヤオワラート」で夕食をとってからサパーンプット市場へ向かった。
プラプッタヨートファー橋は、バンコク中心部を流れるヂャーオプラヤー川によって隔てられている東岸のプラナコーン地区と西岸のトンブリー地区を結ぶ可動橋(現在は動かない)で、プラポックグラーオ王(ラーマ7世)により建設され1932年に完成した。現在では中等教育学校へ通う多くの子供たちがサッカーやスケートボードを楽しむためにここを訪れる。
ところが日没とともに周囲の雰囲気は一変する。古着(シャツやパンツ)、カバン、装飾品などを扱う出店が歩道に軒を連ね、普段着にサンダル姿のオシャレとは無縁の若者たちが通りを埋め尽くす。学生似顔絵師や素人音楽家たちが小遣い稼ぎをしており、周囲はまるでナイトバザールのように賑わう。古くからの下町とあって物価がものすごく安く、海賊版 DVD が市価のおよそ半額(120バーツ, 電脳街パンティッププラザの VCD と同額)で売られている。その他、飲食品店、大学汎用制服屋(留学生日記2003年10月25日参照)、雑貨屋、刺青屋などもあり、自由に使える金があまりない学生層を中心に若者たちからの強い支持を得ている。
闇が深くなるにつれて、橋の袂にある広場も雰囲気が悪くなる。タイではほとんど目にすることのない非行化した中等教育学校の生徒たちが制服姿のままタバコを吸っている現場や、娼婦や麻薬の売人の姿なども見ることができる。その奥でライトアップされている巨大なプラプッタヨートファーヂュラーローク大王像の裏側にはバンコクの歴史を物語る記念碑が建てられている。
พระพุทธศักราช ๒๕๒๕ในมหามงคลสมัยสมโภชกรุงรัตนโกสินทร์ ๒๐๐ ปีประชาชนชาวไทยทั้งมวล รำลึกในพระมหากรุณาธิคุณจึงพร้อมใจกันถวายพระราชสมัญญาว่าพระบาทสมเด็จพระพุทธยอดฟ้าจุฬาโลกมหาราช
仏教歴2525年ラッタナゴーシン朝の安泰200周年を迎え、タイの全国民は陛下の恩寵を想い、心をひとつにしてプラプッタヨートファーヂュラーローク大王陛下に対して忠誠をお誓い申し上げるพระบาทสมเด็จพระพทธยอดฟ้าจุฬาโลกปฐมบรมราชาธิราชมหาจักรวงศ์ได้ทรงสร้างพระนครอมรรัตนโกสินทร์มาถึงพุทธศักราช ๒๔๗๘ นี้ครบ ๑๕๐ ปีเปนอภิลักขิตมงคล
仏教歴2478年の本年、太祖プラプッタヨートファーヂュラーローク陛下がラッタナゴーシン朝の王都(バンコク)を建設されてから150周年の節日を迎えたชาวสยามทุกชาติชั้นบรรดาศักดิ์อันพระบาทสมเด็จพระปกเกล้าเจ้าอยู่หัวรัชชกาลที่ ๗ทรง เปนประมุข พร้อมกัน สร้างพระบรมรูป ประกอบกับสะพานข้ามแม่น้ำเจ้าพระยา เปนปฐมบรมราวานสสรณเฉลิมพระเกียรติ
第7代国王、大いなる指導者プラポックグラーオヂャーオ王とサヤーム国の各級官吏は太祖の栄光を寿くものとして御影をヂャーオプラヤー川に架かる橋とともに力を合わせて建設したประดิษฐานไว้ให้คนภายหลังระลึกถึงพระเดชพระคุณซึ่งพระองค์ทรงพยายามปราบปรามปัจจามิตร
敵を掃討することに尽力された陛下の恩寵を後世の人々に思い起こさせるためにこの碑を設けるกู้บ้ามเมืองให้พ้นภัยพิบัตเปนอิสสรภาพแล้วได้ประดิษฐานพระราชวงศ์ซึ้งทรงทำนุบำรุงประเทศสยามให้รุ่งเรืองเจริญสุขสืบมาจนกาลบัดนี้
版図を自由の地として守らせしめたことで、今日に至るまでのサヤーム国の栄華繁栄の礎となった国王の像を建設することができた
「スゲー! ศัตรู ってサンスクリット語で ปัจจามิตร って言うらしいぞ!! 今度、試しにタイ人の前で使ってやろう!」
その後、スラウォング通りにある Starbucks Coffee で女性店員数名を巻き込みながら、脇目もふらずクラスメイトと古典タイ語(バーリー語やサンスクリット語など)で盛り上がっていた。もしかしたら店内にたくさんいた日本人観光客たちの目には奇特な存在と映ったかもしれない。
この店は外国人観光客に人気がある夜の歓楽街の中心地にある。この店から約30メートルのところには男娼の裸踊りバー Go Go Boys があることで知られるドゥワンタウィープラザ、約40メートルのところには娼婦の裸踊りバー Go Go Bar で知られるパッポング通り、約120メートルのところには日本人向けカラオケスナックで知られるタニヤ通りがあり、ここでくつろぐ日本人観光客も少なくない。
きょうは、午前中の「ASEANを取り巻く地域的世界的背景論」、午後の「東南アジア文明論」を受講し、午後5時から7時までのミャンマー語の集中講座に出席した。その後、友人と中華街「ヤオラワート」やナイトバザール「サパーンプット市場」を散策した。