バンコクで何年間も暮らしているけれど、タイの文化をすべて理解するためにはあと百年はかかりそうな気がする。自分が知らないことの多くはタイ人でも分からないようなマニアックなものばかりだが、さしあたって人々の生活に密着しているものぐらいは知っておきたい。
2004年6月
タイの賜姓
ここのところ、日本人の友人たちのあいだでタイ人の姓に対する関心が高まっている。きっかけは、日本人の友人が爵位を持っているタイ人女性と結婚したことで、このことをタイに詳しい友人たちに聞いて回ったところ高架電車サヤーム駅前にある複合商業施設Siam Center3階の書店SE-Educationにタイの姓名辞典があると聞いてさっそく買ってみた。
タイにおける日本人現地採用者の待遇に関する実態調査
タイの日本人社会において、タイにある日系企業の現地法人で直接雇用されている日本人は「現地採用」と呼ばれており、日本の親会社から出向というカタチで赴任してきている「駐在員」とは区別されている。現地採用者は親会社の人事とは一切関わりがなく、タイ人と同じようにタイの現地法人の従業員としてタイの労働法もとで就業することになる。
郊外の大部屋カラオケ
今晩のメンツはタイ人の男友達とその彼女、それから初対面の女性の合計4人。友人が経営しているインターネットカフェで合流して、スクンウィット107街路にある大部屋カラオケ屋へ移動した。この店はタイのカラオケ屋としては珍しくホステスがいないPub and Restaurantで、出入口横のスクリーンにはカラオケ画面が投影されている。
新学期始まる
新学期。今日からふたたび読書とレポート漬けの日々が始まる。僕が在学しているヂュラーロンゴーン大学大学院の東南アジア研究科はこの春、新たに10人の学生を迎えた(タイ人7, シンガポール人1, 大陸中国人1, アメリカ人1)。その大半は従来のクラスの平均年齢を大幅に上回っているため、いずれ新入生たちと付き合い方には苦心することになるだろう。
無題
新たに出版されたさまざまなタイ語の参考書を眺めてみたが、相変わらずの綴りミス、見当違いのカタカナ表記、誰も使わないようなナゾ表現のオンパレードだった。構成の良し悪し以前の問題として、執筆者のタイ語力を疑わざるを得ない。まさかとは思うが、「タイ語が一応できます」みたいな人が書いてるんじゃないのか?
ガソリン価格高騰危機
ガソリン価格高騰危機。タイのマスコミでは昨今の原油高をこのように表現している。イラク戦争にともなう今回のガソリン小売価格の高騰は、タイの自動車ユーザーの家計を直撃して深刻な社会問題になっている。この話題はテレビの討論番組でも頻繁に取り上げられており、以前から問題視されていた偽ガソリンを売るスタンドにもふたたび注目が集まっている。
無題
午前4時すぎにモーチットの長距離バスターミナルに到着した。タクシーで帰宅して、昼過ぎまで睡眠を貪った。夜はマレーシアのエスニシティーについて書かれている論文を読んで過ごした。
ラオスの歴史とウィアングヂャン観光(ウィアングヂャン・ビザ更新旅行3日目)
このラオス人の友人は外国人向けのPub and Restaurantで働いている。今日はその仕事が休みのため、ラオス歴史資料館をはじめとするウィアングヂャン市内の観光名所を案内してもらえることになった。この友人とのコミュニケーションはもっぱらタイ語に頼っているが、今日は少しだけラオス語にも挑戦してみたい(タイ語が読める人ならギリギリなんとか読めるかも)。
高級ホテル「セーター・パレス」(ウィアングヂャン・ビザ更新旅行2日目)
このホテルは、サームセーンタイ通りから少し奥に入った静かなところにある全27室の山荘風の高級ホテルで、その外観や内装は清潔感と高級感を見事に演出している。日本政府や外郭団体の職員も月極契約で宿泊しているという。高級ホテルには付きもののプールもあり、誰に紹介しても絶対に満足してもらえるはずだ。
タイ籍自家用車のラオスへの持ち出し要件(ウィアングヂャン・ビザ更新旅行1日目)
せっかくの機会なので、入国管理官にタイで乗っているクルマをラオスへ持ち出す方法について尋ねてみた。職員たちの説明はことごとく矛盾していたが、そのなかの一人が戸棚からパンフレットを持ってきて、上長たちの話とは異なる信じるに足る話を聞かせてくれた。
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