2004年8月

はじめてのずぶぬれ

軍務省前のサナームチャイ通りでバスに乗る金すらない乞食のように雨に打たれながら30分間も空車を探し続けた。ようやく見つけた空車のタクシーを止めて乗り込み、テレビドラマ「人生の負債」を後部座席に寝っ転がりながら眺めていたところ、日本から来ている友人たちと待ち合わせているホテル「マレーシア」に到着した。

「市民療養病院」

平均的な高卒タイ人労働者の月給にも匹敵するようなバカ高い医療費を支払える市民なんてどこにいるのか。そんな笑えないジョークを考えながら、病院のエントランス前でホテルのような制服を着ている警備員が交通整理をしている様子を眺めていた。

娼婦との援助交際について考える

その娼婦は半年前、日本人向けの夜の繁華街「タニヤ」でホステスとして働いていた。そこで客としてやってきた東芝の日本人駐在員と知り合い、「今の妻とは離婚して、キミと一緒に日本で暮らしたい」と告白された。しかし、日本人妻と離婚する様子はまったくなく、日本から送られてくる月々3万バーツの仕送りを受け取っているという。

オンナの目的?

「で、こういったケースをイヤというほど見てきた私からすると、先月あなたをゲットしようと頑張っていたタックなんだけど、クルマを持っている金持ちにたかろうとしていたとしか思えないのよね。もしかして本気で自分が好かれてたって思ってたりする? 」

無題

昼過ぎにサヤームスクウェアにある Starbucks Coffee へ行って友人たちと勉強した。

タイ最西端 ラーチャブリー県スワンプング郡

東南アジア研究科の学生たちを乗せた兵員輸送車は、ものすごい砂埃を上げながら山間の未舗装路を走り続けた。つぎの目的地である兵営の手前でクルマから降りて、そこから急な坂を息を切らしながら登っていくと美しい景色が広がっていた。

国際交流基金附属図書室

国際交流基金の附属図書室には、日本語で書かれた各種学術論文のほか、日本やタイについて知るうえで有益な資料となる映像ライブラリが充実していることもあって、日本に関心を持っているタイ人の大学生たちがひっきりなしに出入りしている。

ペーパー提出間際

午前零時、クラスメイトたちからペーパーの進捗状況が刻一刻と伝えられ、同時に要求される状況報告にも対応しながら、何冊もの参考文献でいっぱいになっている勉強机でひたすらノートパソコンのキーボードを叩き続けてた。

無題

午前9時から約1時間かけて担当教官と東南アジア文明論の学期末ペーパーについて面談した。日頃から教授とはタイ語だけで話をしているけれど、さすがに船首斜檣や主檣といった帆船のマストの名称が出てきたときには面食らった。帰宅直前になってスコールに見舞われ、何もない文学部の4号館で約2時間足止めされた。

無題

きょうは一日中、学期末ペーパーの予備報告書の作成に追われていた。途中、Central World Plaza の6階にある紀伊国屋書店へ文献を探しに出かけたが、ブワからの誘いは断った。

ドーンムアング空港まで友人を迎えに行く方法

これまでも友人をクルマでドーンムアング空港まで迎えに行く方法については試行錯誤を繰り返してきたが、空港の駐車場には駐めずに3階の出発ロビー前で待ち合わせ、そこでピックアップするのが一番手っ取り早いという結論になった。

無題

バンコク南東部に隣接するサムローング郡にあるトゥックテオの屋上で、午前5時まで友人たちと酒を飲んだ。その後、それぞれのアパートがあるバンコク北西部までクルマで送り届けることになっていたが、途中で力尽きてしまい、友人たちの勧めもあってみんなで僕の部屋に泊まることになった。