無題

夕方、アソークモントリー通り(スクンウィット21街路)にある友人が経営している会社へ行って無線 LAN の設定をしてから、スクンウィット22街路にある大衆居酒屋「栄ちゃん」で夕食をごちそうになり、友人の会社社長が日本の IT 企業のタイ現地法人の責任者と共同で出資して新たに設立する新会社の事業計画を吟味するために、スクンウィット33街路にある日本人向けのカラオケスナック「不死鳥」へ向かった。

この2ヶ月ほどのあいだでバンコクにおける日本人向けカラオケスナックの実情をほぼ知り尽くしてしまったため、いまさら娼婦の素性について調査する気分にもなれず、最後までホステスを無視して日本語だけで通した。

タイにおけるカラオケスナックは、オトコがホステスを目当てに通うようなところではなく、仕事の話を円滑に進めるための飲み屋といった位置づけにある。むろん、このような正しい利用方法に気づいていない日本人は多く、日本人向けのカラオケスナックへ遊びに行くことだけのためにわざわざタイまで来る観光客がいるというから滑稽でならない。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。