2004年

タイで盗難の被害に遭ったときの対処方法

友人が盗難の被害に遭ったのは、ブランド物のハンドバッグと、その中に入っていた携帯電話、クルマの鍵、財布、現金約4,500バーツ、国民IDカード、運転免許証、社員証、クレジットカード3枚、キャッシュカード1枚だった。窃盗犯は、その中から足がつきにくい携帯電話と現金だけを抜き取って、それ以外の物は捨ててしまうことが多いという。

季節はずれの大雨

まるで滝のような雨のなか、タクシーはヂュラーロンゴーン大学文学部の4号館前に到着した。メーターには55バーツと表示されている。タクシーが進入できる大学構内の道路から4号館の入口までの距離はおおむね25メートル程度だから、全力を出せば10秒もあれば十分たどり着ける。ここは意を決して強行突破するしかない。

タイにおける死亡保険金の不払い

適当に空いている椅子を見つけて腰を下ろし、カウンター越しの娼婦にビールを注文すると、暇そうにしていた別の娼婦が隣の席に来て話しかけてきた。今晩、姉が急用のためタイ東北部のローイエット県にある実家へ帰郷するという。詳しく話を聞いてみると、この娼婦の一家が抱えている問題が徐々に明るみになっていった。

タイ式便所の使い方が分からない

ヂュラーロンゴーン大学の構内でウンコをするのは、この大学に初めて足を踏み入れた3年前から、常に一大決心を要する大事業であり続けている。便座が汚いのには目を瞑るとしても、トイレットペーパーが常備されていないのは本当に困る。

無題

きょうは興味深いアメリカのテレビドラマを見た。脚本家は「社会を風刺しているだけで問題を提起しているわけではない」と話しているが、社会学者や精神科医などが多数登場する物語で、視聴者に自分の価値観を再点検するように促す内容だった。

電話料金未払いによるサービス停止

9月分の電話料金を支払っていなかったため、支払期限から90日が経過した昨晩、とうとう固定電話とインターネットを止められてしまった。そこで、スィーロム通りのユナイテッドビル1階にある電話会社の窓口へ友人と行って料金を納めた。

タニヤにおける価格破壊

僕がバンコクに来た3年前、日本人向けの歓楽街「タニヤ」にあるカラオケスナックはそれこそ贅沢の代名詞だった。しかし、いまではフツウのカラオケボックスと大して変わらないほど価格崩壊が進んでいる。関係者によると、平成不況に端を発する日系企業による経費節減の煽りをモロに受けて、厳しい価格競争にさらされているという。

無題

高架電車プルーンヂット駅前にある日本料理屋「日本亭」へ行くと、スーツをガッチリ着込んでいる日本人の店員が席まで案内してくれた。僕は料理が出てくるまでの時間を日本語の新聞を読みながら待った。店員に何語で接客されようが別に構わないけれど、言語的な無国籍者になってしまったかのような気がして少し寂しかった。

無題

きょうは何も書く気が起こらないほどウンザリとすることばかりの一日だった。<この日の日記は関係者の要請により公開を一時保留しています>

タイ人労働者論

「タイ人の労働者は素直で従順だから楽でいい。でも、指示の内容を忠実に実行してくれないことには、ほとほと困り果てている」。タイに住んだことのある日本人であれば、このような愚痴は誰でも一度や二度は聞いたことがあるだろう。

タイにおける商業仏教とプラクルアング

「タイにおける仏教信仰は、いまや商取引の道具に成り下がってしまった」。ポーンチャイ・リキッタタンマロート氏のグループが発表した論文「プラクルアングとタイ社会:タイ人の生活環境に与えた影響に関する研究」によると、現在、タイでは仏教の商業化が懸念されているという。

無題

特に何もない一日。午前7時に寝たため、午後1時に起きた。