正午頃、スクンウィット101街路にあるバンコク第3陸運局へ行って、きのう申請した国際通行許可証の交付を受けた。タイの役所でこれほど簡単に例外的な書類が入手できるとは本当に意外だった。
- 自動車所有者証(日本の車検証に相当)
- パスポートのコピー(顔写真と入国スタンプのあるページ)
- パスポート(提示のみ)
- 手数料55バーツ
- 申請用紙(氏名年齢と申請目的を記入する)
- 国際通行許可証(パスポートサイズの冊子で、車両情報、所有者情報、有効期限、車両の出入国記録などが記載されている)
- 車籍表示(白地に黒の文字で「 T 」と書かれている楕円形のステッカー2枚)。
ノーンカーイ国境(タイ側)の入国係官によると、国際通行許可証があればタイナンバーのクルマをラオスへ持ち出せるという。また、ペットサイソンペーング国境(ラオス側)の入国係官は、手数料(数百バーツ)と自賠責保険加入料(数百バーツ)を支払えば外国ナンバーのクルマをタイから持ち込めると話していた(留学生日記2004年6月1日付参照)。
こんどの夏休み(3-5月)を利用して、ウィアングヂャン県の山頂にあるというカジノリゾートまでドライブに行こう!
その後、サムットプラーガーン県バーングプリーにある日本人の友人の父親が営んでいる町工場を見学し、スィーナカリン通りにある電脳街「セーリーセンター」へ行った。
電脳街「セーリーセンター」における海賊版ソフトウェアの相場は120バーツで、ペッブリー通りにあるパンティッププラザの130バーツより安い。CD のレーベル面には収録されている正規品と同じデザインがカラーで印刷されており、CD そのものも家庭用のパソコンで複製したような CDR ではなく工場で生産された本格的なものだった(パンティップで販売されているのは無地で手製のCDR)。しかも、なんと専用のケースに入った状態で売られている。
日本人の友人が住んでいるスィーロム6街路にあるアパートの前にクルマを路上駐車して、スィーロム通りにある珈琲屋 Bug and Bee で午前4時までウインドウズの再インストール作業をした。その後、ラオス人の友人を連れて夜明けのバンコク都内を案内した。この友人は、当時のタイ政府が多数のラオス人奴隷を犠牲にして完成させたセーンセープ運河を見ては涙を流し、旧ラオス王室の宝物を奪って建立したプラスィーラッタナサートサダーラーム寺院(ワットプラゲーオ, エメラルド寺院)を見ては怒りを露わにしていた(註:すべてラオス人の友人の視点)。ラオスの首都ウィアングヂャンにあるワットプラゲーオ寺には、「当寺院の宝物は他国によりほとんどが奪われた」と書いてある碑が建てられている。
これで一応、半年ほど前にウィアングヂャンで世話になった礼は済んだはず(留学生日記2004年6月1日付参照)。