珈琲屋で徹夜のペーパー

バンコクにおける商業の中心地があるスィーロム通り沿いの珈琲屋 Bug and Bee に、こうも毎日のように通い詰めていると、自然に従業員と顔見知りになる。いつものように、小型のノートパソコンが入っているバッグを肩にかけてレジのちかくに差し掛かると、見知った顔の従業員が「きょう○○は来ないのか?」と声をかけてきた。「あとで来るってさ」と答えて、 Regular Coffee を注文してから階段を上った。

3階にある空いている席のなかでいちばん居心地が良い席に腰を下ろして、カバンの中からノートパソコンを取り出し、電源を入れて店内の無線 LAN に接続した。すぐに MSN Messenger を起動して、いまオンラインになっている友人たちに、もし近くにいれば一緒にペーパーを書こうと声をかけた。

多いときにはまるで「パソコンクラブ」のような大集団になるが、きょうは2人しか集まらなかった。階下では別の友人がテーブルいっぱいに論文を広げてペーパーを書いている。

きょうもスィーロム通りにある珈琲屋 Bug and Bee へ行って、ソファーに寝っ転がったりしながら午前5時までペーパーを書き続けた。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。