「ここも結構ヤバいけど、隣の Hollywood はもっとヤバいわよ。この前、友達と行って来たばかりなんだけど、1時間と耐えられなかったもの」
どちらもヤバいことには違いない。いくらか改善されたのではないかと期待して、ラッチャダーピセーク8街路にある従来型のいわゆるディスコ Dance Fever へ数年ぶりに足を運んでみたが、目が肥えてきたせいか、以前にも増してひどくなっているように感じた。
ホテルを除く、バンコクにおけるサービス産業全般について言えることだが、外国人の客が多い店はイケてないことが多い。日本人をはじめ数多くの外国人たちが集まる Dance Fever も、外国人の客が連れてきた娼婦たちであふれかえっていた。しかも、タイ東北部の田舎祭り「モーラム」をアレンジしたかのような雰囲気のため、ラッチャダーピセーク通り一帯で働いているソープ嬢たちの行きつけの店となっている。
タイは極端な階級社会であり、階層ごとにそれぞれ異なる文化を形成している。ラッチャダーピセーク通りの一帯で働いているソープ嬢たちは、ほとんどが貧しい農村部出身の出稼ぎ労働者であり、日常の生活においてバンコク出身者との接点がほとんどないため、バンコクの流行には付いていけないし理解することもできず、ここでも農村部特有の情緒がある施設に集まってくる。ステージでは、ギラギラとした露出度が高いコスチュームを着ているダンサーたちによる、田舎祭り「モーラム」のようなショーが行われている。客層が客層なだけに、下着姿になってテーブルに上って踊りだしてしまう女性客もいる。
こんなのを見せられたら、どんなバンコク人でも普通にひくだろう、都会的な雰囲気を好む都市部の若者たちには絶対にウケない。
きょうは、スィーロム通り沿いにある珈琲屋で時間をつぶしてから、高架電車のラーチャテーウィー駅前で友人と合流し、そこからバイクタクシーに乗ってバンコクの電脳街「パンティッププラザ」へ行って、いま修理に出しているパソコンから、あす提出期限の映画演劇論のペーパーを救出した。その後、ラッチャダー6街路にあるディスコ Dance Fever へ行って、店の前にある売店でフリスクを買って、 Dance Fever の優待券(VIPカード)をゲットした。これがあれば、550バーツで安ウイスキーの Spey Royal とミキサー7本が買えるようになる。
ステージ上の都市型モーラムダンスを眺めながら、安いウイスキーを飲んでいたせいで、悪酔いしてしまった。モーラム館を出てからの記憶がまったくない。
ジャンル別バンコク夜遊びスポット解説(非エロ)
なんと! 今回で100件めのエントリです。
開設してまだ60日しか経ってないのに、100件。
まさか、こんなに書くことがあろうとは思いませんでした。
…
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