無題

夕方、スィーロム通り沿いにある珈琲屋へ友人と出かけた。この界隈は、日中はビジネスの中心地として、夜間はセックスツーリズムの中心地として栄えているが、珈琲屋を出た午前4時には、すでにひっそりと静まりかえっており、あたりに散乱している大量のゴミだけが数時間前までの喧噪を物語っていた。

ここのところ、バンコクにおける観光名所のひとつである Go Go Bar が完全に自分とは無縁な存在となっている。今度、時間を見つけて、ビールでも飲みに行こうと思う。日頃から行動をともにしている「バンコクの中間層」の友人たちを基準に物事を考えている僕にとっては、きっと(サイアクな意味で)斬新なものに映るはずだ。

きょうは、日記を書くのに没頭して、ムスリム研究の講義をサボってしまった。

ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。