2005年6月

無題

今月10日と11日の日記に書いた仮説を検証するために、ホテルに併設されているディスコへ出かけた。入店20分後、ラオス人の男女からなる8人組のグループに声をかけられて合流した。そこからラオス人のクルマで連れて行ってもらったディスコ Neena は、ホテル Novotel に併設されているディスコより遙かにイケていた。

ラオスまでのドライブ

午後11時、生活物資の調達を終えてノーンカーイ国境に到着した。出国ゲートの4番窓口で代筆屋に依頼して自家用車の持ち出しに必要な書類を整えてもらい(100バーツ)、5番窓口で自家用車の出国許可をもらい、6番窓口で出国審査を受けた。タイを出国するときにクルマに積んである荷物は調べられなかった。

無題

ラートプラーオ88/1街路にあるベトナム料理店「サイゴン食堂」へ行って夕食をとった。グループの中で「料理店選びの専門家」と呼ばれている友人が選んだ店で、「料理選びの専門家」と呼ばれている別の友人が料理を注文し、僕たちは出てきたヴェトナム料理と次から次へと平らげていった。ひとり190バーツだった。

無題

夕方、スィーロム通り沿いにある珈琲屋へ友人と出かけた。この界隈は、日中はビジネスの中心地として、夜間はセックスツーリズムの中心地として栄えているが、珈琲屋を出た午前4時には、すでにひっそりと静まりかえっており、あたりに散乱している大量のゴミだけが数時間前までの喧噪を物語っていた。

階級社会に生きる その3 クラブシーンの社会学

パブにおける世界観は、旧来の RCA とはまったく異なる思想にもとづいて形成されている。そのため、最新の欧米文化を現在のタイ社会に適合するかたちで選択的に導入されているタイのパブには、旧 RCA の時代にはなかったさまざまなルールがある。従来と同じような感覚で振る舞ってしまうと赤っ恥をかくことになるだろう。

階級社会に生きる その2 ナンパの社会学

階級社会における物事の本質は、ナンパという行為がもつ意味合いひとつをとっても、日本人的な感覚から著しくかけ離れている。「タイのナンパは階級社会的」と言いうこともできる。文化研究の理論をタイにおけるパブに適用して各論的に分析することにも意味はあるのかもしれないが、その前に物事の本質を見極めるための社会学の基本はきちんと押さえておきたい。

無題

夜、トーングロー15街路の J-Avenue にある日本料理屋「大戸屋」で友人と夕食をとり、その真下にあるベーカリーカフェ Au Bon Pain に寄って、さらにトーングロー21街路の向かいにある Play Ground の Starbucks Coffee で閉店までだらだらと「今日のコーヒー」を飲んだ。

バンコク留学生的無観客試合観戦体験記

国際サッカー連盟 (FIFA) は4月30日、スイスのチューリヒで規律委員会を開き、3月に行われたワールドカップ最終予選で観客が暴徒化した北朝鮮に対して、同予選の次のホームゲームとなる日本対北朝鮮戦を第三国のタイへ移し、観客なしで開催するという異例の処分を下した。

暇な一日のつぶし方

どこへ遊びに行こうかという話を友人達としていたときに、タイ映画の「マハーライムアングレー」を見に行きたいと提案したところ、あっさり却下されてしまった。タイで出版されているファッション雑誌にもみられるように、タイの若者たちのあいだでは、欧米の文化が持て囃され、タイ独自の文化は敬遠される傾向がある。

パブにおける雰囲気を維持するための集客活動

娯楽施設における流行のサイクルは極めて短いため、店の命運は客層の変化によって大きく左右される。流行の牽引役とされているのは現役の大学生たちで、大学生たちは流行の最先端を行っている「イケてる」店へ足を運ぶ。大学生の客が定着してくると、その店の評判が口コミで知れ渡り、次第にバンコク中の老若男女たちが集結するようになる。

バンコク都医務局附属中央病院

公務員の家族はタダ同然で延命治療が受けられるという。バンコク都医務局附属中央病院(グラーング病院)は、ポームプラーイ区の下町に古くからある近代的な総合病院で、ベッド数は404床。ここでは、医師94人、看護師413人、歯科医8人、薬剤師9人が働いている。

とある日系企業

この会社については昨年7月、アユッタヤー方面にある工場を見学するための手配をしてくれた日本人出張者の方から、「ここだけは絶対に入ってはいけない」と何度も念を押されていたため知っていたが、それでも何を作っている会社なのか皆目見当がつかなかった。そこで、別の友人に助け舟を求めたところ、興味深いウワサをいくつか教えてくれた。