タイ生産の台湾市場向け輸出用即席麺

昼すぎ、それまでずっとペーパー作業に没頭しており、食事をとる暇もなかったため、スクンウィット13街路にある住まい Sukhumvit Suite のロビー階に入っている売店へ即席麺を買いに行った。しかし、タイで販売されている即席麺(7バーツ)は、どれも具の量が少なくて味気ない。そこで、今回は、タイの国内で生産されている台湾市場向けの輸出用即席麺(40バーツ)を手に取ってみることにした。

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カップ麺「小福師 – 搾菜肉絲麺」の蓋を開けてみると、タイ市場向けの即席麺と比べて麺が太く、量も多かった。しかも、タイ市場向けのものにはない豚肉やザーサイがたっぷりと入っているパウチのほか、調味料が2種類も同梱されていた。具材が入っている袋をすべて開いて、カップのなかへ放り込んでからお湯を注いでみたところ、スープの表面に脂分がビッシリと広がった。

バンコクの都内に住んでいれば、日本料理はどこにいても気軽に食べることができる。しかし、おいしい日本料理となると、高級店へ行って何千バーツもする料金を支払わなければ、なかなかありつくことができない。しかも、バンコクにおける日本式ラーメンのレベルはとても低いため、美味しいラーメンとなれば、それこそ飛行機に乗って日本へ帰らないと食べられない。そのような環境にいると、たかだか即席麺ではあっても、コッテリとしたラーメン特有のこの味が堪能できるというだけで、とても嬉しく感じられる。麺のコシが足りないのは少し気になるところだが、それでも十分に美味しくいただける。

昼すぎ、スィーロム通りにある珈琲屋 Bug and Bee へ友人たちと出かけて、明後日にプレゼンテーションが予定されているタームペーパーを仕上げた。午後11時、スクンウィット22街路にある大衆居酒屋「栄ちゃん」へ行って別の友人と酒を飲んだ。

ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。