無題

午後、スィーロム通りにある珈琲屋 Bug and Bee へ行ってペーパーを書き、その帰りに日本料理屋に寄って酒を飲んだ。

8 件のコメント

  • 他のタイ関連のページと比較しても、ここは圧倒的な情報の差があり、楽しく読ませて頂いてます。
    今件は、僕もタイで一般のタイ人と関わり仕事・生活していますのではっきりと言葉には出さずとも、本音ではケイイチさんと同じことを思ってます。まあ、そもそもどんなに揚げ足取ろうとも売買春行為は法律違反なんですよ。シンプルに言えばそこなんですよね。

    ちなみに以前会社の知り合いから頼まれて、始業前のタニヤのカラオケ従業員に週2回日本語をおしえていた経験があります。そこの従業員が仲間数人で田舎に帰るというので相乗りさせてもらい、ついでにそのなかの一人の実家にお邪魔したことがあるのですが、電気もなにもなく、かろうじて家の体裁を保っているような住まい、おまけにお父さんは農作業中に脳梗塞で倒れ、体のいうことがきかず、、、と想像を絶する貧しさでした。
    政府の例の医療保険を使おうにも、全ての病院で拒否されたそうで途方に暮れていたのを覚えています。(これは、一部問題として取り上げられているのでご存じかと思いますが)
    ですから、現実的には学歴のないものが医療費をまともに稼ごうとすると夜の世界しか選択肢はないんだなと。
    その人の場合、昼間はクリーニングの仕事をして夜は夜で遅くまで働いてと自分とは全く関わりのない世界で愕然としたことがあります。
    個々のどうにもならない事情でそうした仕事に従事している人も少なからずいますので、一概にはそれらの人を否定することは出来ないと思います。これは社会構造の問題でもあるわけですから。

    これからも楽しみにしてます!!

  • 他のタイ関連のページと比較しても、ここは圧倒的な情報の差があり、楽しく読ませて頂いてます。
    今件は、僕もタイで一般のタイ人と関わり仕事・生活していますのではっきりと言葉には出さずとも、本音ではケイイチさんと同じことを思ってます。まあ、そもそもどんなに揚げ足取ろうとも売買春行為は法律違反なんですよ。シンプルに言えばそこなんですよね。

    ちなみに以前会社の知り合いから頼まれて、始業前のタニヤのカラオケ従業員に週2回日本語をおしえていた経験があります。そこの従業員が仲間数人で田舎に帰るというので相乗りさせてもらい、ついでにそのなかの一人の実家にお邪魔したことがあるのですが、電気もなにもなく、かろうじて家の体裁を保っているような住まい、おまけにお父さんは農作業中に脳梗塞で倒れ、体のいうことがきかず、、、と想像を絶する貧しさでした。
    政府の例の医療保険を使おうにも、全ての病院で拒否されたそうで途方に暮れていたのを覚えています。(これは、一部問題として取り上げられているのでご存じかと思いますが)
    ですから、現実的には学歴のないものが医療費をまともに稼ごうとすると夜の世界しか選択肢はないんだなと。
    その人の場合、昼間はクリーニングの仕事をして夜は夜で遅くまで働いてと自分とは全く関わりのない世界で愕然としたことがあります。
    個々のどうにもならない事情でそうした仕事に従事している人も少なからずいますので、一概にはそれらの人を否定することは出来ないと思います。これは社会構造の問題でもあるわけですから。

    これからも楽しみにしてます!!

  • > yoyo さん

    いつもバンコク留学生日記をご覧くださりありがとうございます。

    日頃から不思議に思っていることなのですが、日記中にある「娼婦に否定的な内容」の多くを僕個人の意見だと思っている読者がいらっしゃるようなのですが、実は僕がしていることって単に「バンコク人」の意見をそのまま書いているだけなのです。 yoyo さんが僕と同じような考えを持っているのも、まさにそのためだと思います。逆に、僕に価値観の再考を求められると困ってしまいます。なにしろ、価値観を変えるためには、既存のバンコク人の価値観を拒否しなくてはならないのですから(笑)

    もしかしたら、僕はそういったバンコク人の価値観を「日本語にして日本人に知らせている」だけなのかもしれません。日本語で誰が何と言おうとも、バンコク人の考え方が変わるわけではないのですから、「娼婦をバカにするな」と名指しで非難されるたびに、僕はどうしたものかと思ってしまいます。

    で、「学歴のない人」には娼婦しかできないかといえば、決してそうでもないと思います。なにしろ、もし本当に「学歴がない人」が娼婦以外の職に就くことができないのでしたら、屋台の従業員や工場の労働者といった種類の労働に従事する人がいなくなってしまいます。

    そういえば、「バスの車掌、学歴不問、300名募集、月給11,000バーツ」という広告を、先日、報道放送学部前からサーラーデーング駅まで私営冷房バスで移動していたところ、車内で見つけました。

    この程度の収入があれば、けっこうまともに暮らせると思います。もちろん社会構造の問題(っていうか、たぶん全部そのせい)だとは思うのですが、彼女達は他の仕事をしても十分な所得を得ることができるのです。

    バンコクでは「働くのが面倒くさいから、手っ取り早く金を稼げる売春に走るヤツがいる」といわれており、そうした観点でものを見るとするならば、彼女らは怠け者だと言うこともできると思います。もっと突き詰めて考えれば、そんな彼女らにしか手を出さない一部の日本人はもっと怠け者だと密かに思っているのですけれども。

    内心、僕も「みんながこの程度のことをちゃんと理解していてくれれば、わざわざこんなくだらないことをバカのように何度も何度も繰り返して言わなくて良いのに」って思っているのですけれども・・・もしかしたらそんな日は永遠に来ないのかもしれませんね。僕の考えはだいたいそんなカンジです。

    今後ともよろしくお願いします。

  • > yoyo さん

    いつもバンコク留学生日記をご覧くださりありがとうございます。

    日頃から不思議に思っていることなのですが、日記中にある「娼婦に否定的な内容」の多くを僕個人の意見だと思っている読者がいらっしゃるようなのですが、実は僕がしていることって単に「バンコク人」の意見をそのまま書いているだけなのです。 yoyo さんが僕と同じような考えを持っているのも、まさにそのためだと思います。逆に、僕に価値観の再考を求められると困ってしまいます。なにしろ、価値観を変えるためには、既存のバンコク人の価値観を拒否しなくてはならないのですから(笑)

    もしかしたら、僕はそういったバンコク人の価値観を「日本語にして日本人に知らせている」だけなのかもしれません。日本語で誰が何と言おうとも、バンコク人の考え方が変わるわけではないのですから、「娼婦をバカにするな」と名指しで非難されるたびに、僕はどうしたものかと思ってしまいます。

    で、「学歴のない人」には娼婦しかできないかといえば、決してそうでもないと思います。なにしろ、もし本当に「学歴がない人」が娼婦以外の職に就くことができないのでしたら、屋台の従業員や工場の労働者といった種類の労働に従事する人がいなくなってしまいます。

    そういえば、「バスの車掌、学歴不問、300名募集、月給11,000バーツ」という広告を、先日、報道放送学部前からサーラーデーング駅まで私営冷房バスで移動していたところ、車内で見つけました。

    この程度の収入があれば、けっこうまともに暮らせると思います。もちろん社会構造の問題(っていうか、たぶん全部そのせい)だとは思うのですが、彼女達は他の仕事をしても十分な所得を得ることができるのです。

    バンコクでは「働くのが面倒くさいから、手っ取り早く金を稼げる売春に走るヤツがいる」といわれており、そうした観点でものを見るとするならば、彼女らは怠け者だと言うこともできると思います。もっと突き詰めて考えれば、そんな彼女らにしか手を出さない一部の日本人はもっと怠け者だと密かに思っているのですけれども。

    内心、僕も「みんながこの程度のことをちゃんと理解していてくれれば、わざわざこんなくだらないことをバカのように何度も何度も繰り返して言わなくて良いのに」って思っているのですけれども・・・もしかしたらそんな日は永遠に来ないのかもしれませんね。僕の考えはだいたいそんなカンジです。

    今後ともよろしくお願いします。

  • 日本でも学校に行きたいからとかもっともらしい理由をつけて、夜の商売に走る人間多いですよね。

    日本とタイにそれぞれ奨学金の援助を受けて大学へ進学した
    友人が数人います。
    ケイイチさんのおっしゃるように、こういう人たちは楽な方向に流されずがんばったのでしょうね。

    タイでも日本でも今件に関する同様の行為は社会的には容認されてませんし、何故そういう方向に進んでしまうのか私も理解に苦しみます。

    半年程前、農水省関連のタイの方達と話しをする機会がありました。

    「日本人は何が楽しくてタニヤやゴーゴーバーに行くのか?吐き気がする。動物園が好きなのか?」

    現実的にはこういうコメントを発するタイ人の方は多いですね。まあそうなんじゃないですかねと笑って答えておきましたが。言葉的には相当きついですよね。

    一方で「私の知っている売春婦」なんて自分の買春体験を本にしているタイ人もいるのですから、まあ似たり寄ったりですよ。

  • 日本でも学校に行きたいからとかもっともらしい理由をつけて、夜の商売に走る人間多いですよね。

    日本とタイにそれぞれ奨学金の援助を受けて大学へ進学した
    友人が数人います。
    ケイイチさんのおっしゃるように、こういう人たちは楽な方向に流されずがんばったのでしょうね。

    タイでも日本でも今件に関する同様の行為は社会的には容認されてませんし、何故そういう方向に進んでしまうのか私も理解に苦しみます。

    半年程前、農水省関連のタイの方達と話しをする機会がありました。

    「日本人は何が楽しくてタニヤやゴーゴーバーに行くのか?吐き気がする。動物園が好きなのか?」

    現実的にはこういうコメントを発するタイ人の方は多いですね。まあそうなんじゃないですかねと笑って答えておきましたが。言葉的には相当きついですよね。

    一方で「私の知っている売春婦」なんて自分の買春体験を本にしているタイ人もいるのですから、まあ似たり寄ったりですよ。

  • > yoyo さん

    いまはペーパー作業で忙しいのですが、もし時間があればソーブ嬢が書いたノンフィクション本「サイドラインの女性が語るストーリー」 เรื่องเล่าสาวไซด์ไลน์ のレビューを書いてみたら面白いんじゃないかなんて思っていたところなのです。

    本の紹介部分には次のように書かれています。

    「これはある大学生による、誰もが隠したがるような社会の暗部で働いていた日々の記録である。(表紙参照)いまだあなたが知らない舞台裏を女子大生の視点から暴露する。この本『サイドラインの女性が語るストーリー』は社会の一部にある見方を語っているという以上に、あなたの知らない多くの人々の心情を上手く描いたものである。この本がついにあなたの手に。」

    この本では、ソープランドのひな壇の外側にいる女子大生アルバイトが自らの経験に基づいて語っており、①サイドラインを始めようと決意する、②お仕事一日目、③仕事中毒のオトコが寂しさを紛らわす、④いやしくもオカネもらってオトコと寝ちゃいました、⑤チェリーちゃんは覚えています、⑥みんな孤独で不幸になった、⑦オジサンたちがほんの少しだけ触らせてとせがむ、⑧OLが仕事さぼって昼間から浴槽のへりに、⑨ふざけんなもう終わりだ出て行きやがれ、⑩ヤバい日本人客、といった章立てになっています。

    とくに第10章の「ヤバい日本人客」の項は、一部の日本人観光客にとって非常に興味深い内容だと思います。簡単に要約すると、団体バスでやって来た日本人観光客がみんなセーラー服を持参してきて私たちに着せた、といった内容です。

    「タイ人売春婦は腐りきった日本人売春婦とは違う」とか訳の分からないことを言っている人には是非とも読んでもらいたい一冊です。きっと誰もが売春婦が考えているようなことはどこの国でも一緒だということに気づくことだと思います。

    もし時間があれば、第7章と第10章を全訳してみたいところなのですが、もしかしたら著作権とかの問題でいろいろと難しいかもしれません。

    ちょっと、話が逸れてしまいましたが、売春体験を本にしているというネタ関連でちょっと興味があったので書いてみました。

    もしかして、この本を書いている人が yoyo さんの知り合いだったら楽しいですね。もしそうだったら是非ともお会いしてみたいです。

    http://www.se-ed.com/shop/detail.aspx?iCode=9789749310328

  • > yoyo さん

    いまはペーパー作業で忙しいのですが、もし時間があればソーブ嬢が書いたノンフィクション本「サイドラインの女性が語るストーリー」 เรื่องเล่าสาวไซด์ไลน์ のレビューを書いてみたら面白いんじゃないかなんて思っていたところなのです。

    本の紹介部分には次のように書かれています。

    「これはある大学生による、誰もが隠したがるような社会の暗部で働いていた日々の記録である。(表紙参照)いまだあなたが知らない舞台裏を女子大生の視点から暴露する。この本『サイドラインの女性が語るストーリー』は社会の一部にある見方を語っているという以上に、あなたの知らない多くの人々の心情を上手く描いたものである。この本がついにあなたの手に。」

    この本では、ソープランドのひな壇の外側にいる女子大生アルバイトが自らの経験に基づいて語っており、①サイドラインを始めようと決意する、②お仕事一日目、③仕事中毒のオトコが寂しさを紛らわす、④いやしくもオカネもらってオトコと寝ちゃいました、⑤チェリーちゃんは覚えています、⑥みんな孤独で不幸になった、⑦オジサンたちがほんの少しだけ触らせてとせがむ、⑧OLが仕事さぼって昼間から浴槽のへりに、⑨ふざけんなもう終わりだ出て行きやがれ、⑩ヤバい日本人客、といった章立てになっています。

    とくに第10章の「ヤバい日本人客」の項は、一部の日本人観光客にとって非常に興味深い内容だと思います。簡単に要約すると、団体バスでやって来た日本人観光客がみんなセーラー服を持参してきて私たちに着せた、といった内容です。

    「タイ人売春婦は腐りきった日本人売春婦とは違う」とか訳の分からないことを言っている人には是非とも読んでもらいたい一冊です。きっと誰もが売春婦が考えているようなことはどこの国でも一緒だということに気づくことだと思います。

    もし時間があれば、第7章と第10章を全訳してみたいところなのですが、もしかしたら著作権とかの問題でいろいろと難しいかもしれません。

    ちょっと、話が逸れてしまいましたが、売春体験を本にしているというネタ関連でちょっと興味があったので書いてみました。

    もしかして、この本を書いている人が yoyo さんの知り合いだったら楽しいですね。もしそうだったら是非ともお会いしてみたいです。

    http://www.se-ed.com/shop/detail.aspx?iCode=9789749310328

  • ABOUTこの記事をかいた人

    バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。