コヨーテ その1

「ここで働いているコを持ち帰るのは、よっぽどの『特別な能力』がないとムリなんじゃないかしら?」

午後11時50分、ラッチャダーピセーク13街路にあるキャバレー The Resort で、友人の会社社長に付いている秘書が言った。あらかじめ、日本人向けのカラオケスナックや外国人観光客向けの Go Go Bar などとの違いを明確にして、ここが売買春を斡旋する店ではないことを、念押ししておこうとしたのではないだろうか。

この店の奥にはバンドが演奏をするためのステージがあって、そこから客席へ向かって円形のバーカウンターが突き出していた。パット見では Go Go Bar とも似ているが、それぞれには歴然とした違いがある。

Go Go Bar のステージで踊っているのは、見るからに教養がないと分かる不細工でどんくさい地方出身の娼婦たちだ。ビキニ姿でステージへ上がって、気怠そうに身体を左右に動かしている。娼婦たちは、客が金銭を店に支払って娼婦をホテルなどのプライベートな空間へ連れ出す、いわゆるペイバーの回数が、月単位でノルマとして課せられており、達成できない場合は減給されて、経済的に厳しい状態へ追い込まれる。

20060105-2@2xところが、この店で踊っているのは、都会的な感覚を身に付け、容姿にも恵まれているダンサーたちで、ダンス以外にも、その可愛らしさや華やかさなどが給料に反映されるため、さまざまな工夫を凝らして頑張っている。それに、 Go Go Bar で働いている娼婦たちとは違って、身体を売っているわけではなく、ダンスというパフォーマンスを担当しているにすぎないのも大きな違いだ。この類いの店には、ダンサーとは別に接客を担当するホステスも多数在籍しているが、あくまでも客の話し相手としての位置づけにあって、性的なサービスがお望みなら他へ行ってやってくださいというスタンスをとっている。

このような形態をとっている酒場は、タイ人たちからは「コヨーテ」と呼ばれており、2001年にアメリカで公開された映画 Coyote Ugly の世界観がモデルとなっている。この作品では、ニュージャージー州にある田舎町で生まれ育った21歳のヴァイオレット・サンフォード(パイパー・ペラーボ演)が、ニューヨーク市内に実在するクラブ Coyote Ugly で働き、身に付けた経験を生かして夢を実現させていく過程が描かれている。

ところが、タイにおけるいわゆる「コヨーテ」は、アジア人男性たちの嗜好に合わせて、かなりローカナイズされている。ここでは、ダンサーとホステスの役割が明確なかたちで分担されているため、自分についているホステスがその目の前で別の男性客に抱きついたりすることはない(無節操なオンナは好みじゃないと言うが、そもそも夜のオンナに節操なんか求めてどうするんだよ!?)。

20060105-3@2xタイにおけるコヨーテ型キャバレーの登場は、ヴァイオレットのサクセスストーリーを口実に、夜の街でいかがわしいアルバイトに従事する女子大生の急増を招き、社会問題にもなっている。その影響で勉強時間が減って学力も低下し、 GPA と呼ばれる平均評定が2.00を下回って除籍させられてしまうケースが後を絶たない。また、アルバイトの仲間たちを通じて、覚醒剤や売春に対する抵抗感が徐々に失われていき、一介のヤク漬けの娼婦に成り下がってしまうこともある。

「その場かぎりの小遣い稼ぎ。札束を持って店を出て、翌朝目を覚ましたら全部忘れてしまえ」といった軽い気持ちで始めたアルバイトが、知らず知らずのうちに自分自身の生活における重要な位置を占めるようになり、最後には自分の人生までをも変えてしまう。

きょうは、スィーロム通りにある珈琲屋で友人と作業をしてから、スクンウィット49街路にある韓国料理店「桃梨園」へ行って別の友人たち3人と夕食をとり、ラッチャダーピセーク通り13街路にあるキャバレー The Resort へ出かけた。僕は、ホステスを女性とはみなしていないが、「ホステス拒否作戦」はフロア責任者の強引な策によって破られた。そのまま無視するのも気の毒だったから、適当にホステスをあしらいながら友人たちと酒を飲み続けた。

まあ、話のネタとしては行ってみて正解だったかも。

コヨーテキャバレー The Pent Executive Club へ行ってきた

2006.02.25

20 件のコメント

  • お久しぶりです。
    コヨーテスタイル、バンコクで流行し出していますね。
    最近カリビアンでも増設して、このスタイルを導入しました。
    リゾートもカリビアンも、バンコクのお金持ちの息子達も通う、会員制のクラブですので、いわゆる外人観光客が行くような風俗店とは比べようがないと思います。

    ホステスさんを女性と見なさないと思われている?と記載されていましたが、少し過激な発言だと感じました。
    どちらのクラブも友人達(タイ人)は会員ですが、おとしに通っています。
    リゾートの子の方は、ギックとかディツクとか言っていました。

  • お久しぶりです。
    コヨーテスタイル、バンコクで流行し出していますね。
    最近カリビアンでも増設して、このスタイルを導入しました。
    リゾートもカリビアンも、バンコクのお金持ちの息子達も通う、会員制のクラブですので、いわゆる外人観光客が行くような風俗店とは比べようがないと思います。

    ホステスさんを女性と見なさないと思われている?と記載されていましたが、少し過激な発言だと感じました。
    どちらのクラブも友人達(タイ人)は会員ですが、おとしに通っています。
    リゾートの子の方は、ギックとかディツクとか言っていました。

  • 随分評価が高いですね。。。

    全盛期は2年前で今更騒ぐ店でもなく、もう価値がそこまでないですよ。
    女の子は表面では売ってはないですが、何ぼでもどうにでもなります。
    俺の感覚では、高級置屋としてたまに行きます(笑)
    要タイ語ですが、別に難しく連れて帰るのが大変って訳じゃないので、ばんばってみてはどうですか?

  • 随分評価が高いですね。。。

    全盛期は2年前で今更騒ぐ店でもなく、もう価値がそこまでないですよ。
    女の子は表面では売ってはないですが、何ぼでもどうにでもなります。
    俺の感覚では、高級置屋としてたまに行きます(笑)
    要タイ語ですが、別に難しく連れて帰るのが大変って訳じゃないので、ばんばってみてはどうですか?

  • >目黒警部さん

    お久しぶりです。僕の友人達は「ホテルのラウンジでお洒落に酒でもと思っても、オトコだけで行くのはなんだか情けない」といった理由でこのスタイルのバーへ行くことがあるそうです。僕の見た限りでは、彼らがホステスをナンパしようとすることなどほとんどありませんね。なぜなら・・・それだけの金があれば、もっとイケてる価値ある女の子を次から次へとゲットできるからです。あはは。まったくうらやましい限りですね。

    ちなみに、最近になって「ギック」という語の定義が変容しつつあり、いまではなんと「小学校の校庭でいつも一緒に遊んでいる友達」を指すことすらあるそうです。いわゆる仲良しさんですね。んで、ディックの方はというと・・・それは英語です(笑)

    >ホープランドさん

    うーむ。この種のサービス施設について高い評価を与えたことはないと思います。ただハッキリと言えることは、外国人観光客に人気のゴーゴーバーや日本人に人気の日本人向けクラブ・カラオケよりも格段に良いということです。

    タニヤの日本人向けクラブ110店舗選抜30人 vs The Resort 選抜30人でコンペティションとかやってみると面白いかもしれませんね。まあ、結果は分かり切っていますけれども。

    むろん、ゴーゴーバーなどでは全くお話にもならないでしょう。

    僕としてはこの種のサービス施設で働いている女性には興味がない・・・というか、日々日程の調整に苦しんでいるくらいですので、個人的な時間を彼女らに割くのはあまり本意ではありませんね。

    ところで、興味本位の質問なんですけれども、彼女らってどの程度の金額で性的サービスを提供しているんですか? 今後の参考のためにも是非教えてください。

  • >目黒警部さん

    お久しぶりです。僕の友人達は「ホテルのラウンジでお洒落に酒でもと思っても、オトコだけで行くのはなんだか情けない」といった理由でこのスタイルのバーへ行くことがあるそうです。僕の見た限りでは、彼らがホステスをナンパしようとすることなどほとんどありませんね。なぜなら・・・それだけの金があれば、もっとイケてる価値ある女の子を次から次へとゲットできるからです。あはは。まったくうらやましい限りですね。

    ちなみに、最近になって「ギック」という語の定義が変容しつつあり、いまではなんと「小学校の校庭でいつも一緒に遊んでいる友達」を指すことすらあるそうです。いわゆる仲良しさんですね。んで、ディックの方はというと・・・それは英語です(笑)

    >ホープランドさん

    うーむ。この種のサービス施設について高い評価を与えたことはないと思います。ただハッキリと言えることは、外国人観光客に人気のゴーゴーバーや日本人に人気の日本人向けクラブ・カラオケよりも格段に良いということです。

    タニヤの日本人向けクラブ110店舗選抜30人 vs The Resort 選抜30人でコンペティションとかやってみると面白いかもしれませんね。まあ、結果は分かり切っていますけれども。

    むろん、ゴーゴーバーなどでは全くお話にもならないでしょう。

    僕としてはこの種のサービス施設で働いている女性には興味がない・・・というか、日々日程の調整に苦しんでいるくらいですので、個人的な時間を彼女らに割くのはあまり本意ではありませんね。

    ところで、興味本位の質問なんですけれども、彼女らってどの程度の金額で性的サービスを提供しているんですか? 今後の参考のためにも是非教えてください。

  • ケイイチさん

    簡単にお金で解決できてしまう子も当然います。
    ただ、誰とでもってことはないんですが、
    相場としては、5000~20000B程度でどうって誘われるケースがありますね。
    こういう子は顔やスタイルはGOGOやタニヤなどに比べて勿論レベルが上ですが、まあ売春ですのでそれなりなので価値はないですね。。。
    基本的には、なんちゃって恋愛をして無料でやるというのが、このコヨーテシステムだと思います。
    まあ、若い子なのでハイソに釣られてやってしまうというパターンも多いですね。
    その日に意気投合してとやっちゃうことも良くあります。
    コヨーテ娘は、逃げるプロなので、駆け引きしながら飲ませ、断わる理由を作らせず自然に部屋に持ち帰る。
    これが持ち帰るpointですかね(笑)
    学生などアルバイト感覚の素人の子も多いので、彼女達ならやる価値は十分あると思いますよ。
    結論は、ヤリ代は無料でドリンク代その他経費が掛かる遊びです。
    絶対に必要なのは、「いけてるタイ語」です!(笑)

  • ケイイチさん

    簡単にお金で解決できてしまう子も当然います。
    ただ、誰とでもってことはないんですが、
    相場としては、5000~20000B程度でどうって誘われるケースがありますね。
    こういう子は顔やスタイルはGOGOやタニヤなどに比べて勿論レベルが上ですが、まあ売春ですのでそれなりなので価値はないですね。。。
    基本的には、なんちゃって恋愛をして無料でやるというのが、このコヨーテシステムだと思います。
    まあ、若い子なのでハイソに釣られてやってしまうというパターンも多いですね。
    その日に意気投合してとやっちゃうことも良くあります。
    コヨーテ娘は、逃げるプロなので、駆け引きしながら飲ませ、断わる理由を作らせず自然に部屋に持ち帰る。
    これが持ち帰るpointですかね(笑)
    学生などアルバイト感覚の素人の子も多いので、彼女達ならやる価値は十分あると思いますよ。
    結論は、ヤリ代は無料でドリンク代その他経費が掛かる遊びです。
    絶対に必要なのは、「いけてるタイ語」です!(笑)

  • おはようございます。
    言葉の概念、とくにはやり言葉は、意味合いは、変化していきますね。
    ギック、この言葉、DJが、単に ごろ がいいので、はやらせたと言う人もいますが? もともとの意味は分かりません。
    dekの本来の意味は、タイ語の子供だったと思います。

    お金の事は、さておき私も若いときには、大阪の北新地あたりのラウンジでホステスさんに通いつめた頃がありました。
    それはそれで、面白かったですよ。
    当時ナンパは南でしていました、次から次とはいけませんでしたが(笑)

  • おはようございます。
    言葉の概念、とくにはやり言葉は、意味合いは、変化していきますね。
    ギック、この言葉、DJが、単に ごろ がいいので、はやらせたと言う人もいますが? もともとの意味は分かりません。
    dekの本来の意味は、タイ語の子供だったと思います。

    お金の事は、さておき私も若いときには、大阪の北新地あたりのラウンジでホステスさんに通いつめた頃がありました。
    それはそれで、面白かったですよ。
    当時ナンパは南でしていました、次から次とはいけませんでしたが(笑)

  • ケイイチ様
     はじめまして、マコトともうします。3日前にvertigoの検索をしてるときにケイイチさんのレポートをみつけ大変参考となりました。この場でお礼申し上げます。さらにブログをタラックバックしていくとかなり深く、するどくタイを描写していたので数時間見いってしまいました。一言一言意味があり、真に理解していないと書けないような内容を長年ブログに記していたことは敬意に値することだと思います。すばらしかったです。作家の下川さんの本を初めて読んだときの印象を感じました。
     私はタイの文化、食、人柄が大好きではまってしまったのですが、なかなかタイの風俗産業に対してその背景というものを理解できずにいました。

    その変の鍵をとき始めたのが、今年になってタイに行ったときにonutに住んでいる友人が連れて行ってくれた○kyというケイイチさんが表現するコヨーデでした。私はそのときタイの青年、中年にとって外人に対してのgo go barがこれにあたるのかと納得がいきました。本当に全員アイドルかモデルかと思うような印象でした。
    ところが今まで書物でそのようなことを記してあるのを確認してなかったのではたしてこれは新現象なのか勘違いなのかと思ってたのですが、このブログをみてそんなことはなくすべて納得しました。
     私はお金で女性を買うことはいいことだと思いません。ただ、理性が性欲に負けることもあるかもしれません。
    何年か前に、知り合いで世界各国で仕事をされているJAI○A職員とプーケットの飲み屋で飲んでる際、彼が買春することに対して軽く異論を唱えたら彼はこう言いました。
    「たとえば田舎から出てきた子にその子にお金を稼ぐことをまがりなりにも少し助けていてgive and takeが成り立っているかいいんじゃないか」と言われました。そのときは私も若かったので、何言ってんだこのオヤジと思いましたが、実際いまになってみて改めて買春は絶対の悪(野蛮)なのかと問われればなんとも答えようがありません。
     そんな中、紳士にタイで勉強しているケイイチさんの考え方が非常に参考になりました。

  • ケイイチ様
     はじめまして、マコトともうします。3日前にvertigoの検索をしてるときにケイイチさんのレポートをみつけ大変参考となりました。この場でお礼申し上げます。さらにブログをタラックバックしていくとかなり深く、するどくタイを描写していたので数時間見いってしまいました。一言一言意味があり、真に理解していないと書けないような内容を長年ブログに記していたことは敬意に値することだと思います。すばらしかったです。作家の下川さんの本を初めて読んだときの印象を感じました。
     私はタイの文化、食、人柄が大好きではまってしまったのですが、なかなかタイの風俗産業に対してその背景というものを理解できずにいました。

    その変の鍵をとき始めたのが、今年になってタイに行ったときにonutに住んでいる友人が連れて行ってくれた○kyというケイイチさんが表現するコヨーデでした。私はそのときタイの青年、中年にとって外人に対してのgo go barがこれにあたるのかと納得がいきました。本当に全員アイドルかモデルかと思うような印象でした。
    ところが今まで書物でそのようなことを記してあるのを確認してなかったのではたしてこれは新現象なのか勘違いなのかと思ってたのですが、このブログをみてそんなことはなくすべて納得しました。
     私はお金で女性を買うことはいいことだと思いません。ただ、理性が性欲に負けることもあるかもしれません。
    何年か前に、知り合いで世界各国で仕事をされているJAI○A職員とプーケットの飲み屋で飲んでる際、彼が買春することに対して軽く異論を唱えたら彼はこう言いました。
    「たとえば田舎から出てきた子にその子にお金を稼ぐことをまがりなりにも少し助けていてgive and takeが成り立っているかいいんじゃないか」と言われました。そのときは私も若かったので、何言ってんだこのオヤジと思いましたが、実際いまになってみて改めて買春は絶対の悪(野蛮)なのかと問われればなんとも答えようがありません。
     そんな中、紳士にタイで勉強しているケイイチさんの考え方が非常に参考になりました。


  • たびたびすいません。ペーストができないのでもし途中でPCがバッテリー切れしたら嫌だったので分割しました。
     来月、BKに約一年ぶりにいきます。本当嬉しいです。また友人にあえることが何よりも嬉しい。あとソムタム、ラープが食べれることも。よだれが出てきます。
     vertigoも覗いてみます。情報ありがとうございました。
    勉強頑張ってください。ブログも期待して読みます。
     ではでは。


  • たびたびすいません。ペーストができないのでもし途中でPCがバッテリー切れしたら嫌だったので分割しました。
     来月、BKに約一年ぶりにいきます。本当嬉しいです。また友人にあえることが何よりも嬉しい。あとソムタム、ラープが食べれることも。よだれが出てきます。
     vertigoも覗いてみます。情報ありがとうございました。
    勉強頑張ってください。ブログも期待して読みます。
     ではでは。

  • >ホープランドさん

    この日記の「娼婦に例外はあるか」シリーズ(その1~3)で扱いましたとおり、夜の性産業に従事している女性の評価は非常に低く、一般に彼女らはまともな男性に相手にしてもらえないという共通の悩みを抱えています。僕も正直なところ彼女らに価値があるとは思っていませんし、まともに相手にするつもりもありません。

    このようなことから、彼女らは(商売以外の)恋人の確保に大変苦労しており、彼女らのコミュニティー内ではいかにまともな男性をゲットできたかが自慢の材料にもなるほどです。同時にそれから得られた経済的特典についても自慢の材料になります。

    その背景には、一部の日本人男性にまともな女性と知り合う機会がなく、「夜の性産業に従事する女性から選ぶしかない」という悲しい現実があるのと同じように、夜の性産業に従事する女性も「性産業のサービスの利用者から男性を選ぶしかない」という厳しい現実を突きつけられていることがあります。

    彼女らは、もはや「いかにまともなオトコをゲットしたか」などというゆうことを競争し合うことができない苦境にあるのです。だから、「まともなオトコ=経済的特典の伴うオトコ」という新しいルールを作って互いに自慢し合うことしかできないのです。

    ・・・真の恋愛からは大きくかけ離れていますね。

    このような悲しい世界もあるようですが、さしあたって僕はそういったレベルの競争に参入するつもありはありませんので、正直なところ、どうでも良いってカンジですね。

    ただ、そういった価値観で動いている男女関係というのもあるんだなあ・・・ということをこの日記でお伝えできればと思っています。

    P.S. 相場を教えていただきありがとうございました。

    >目黒警部さん

    おはようございます。ギックの語源につきましては

    2004年8月26日付日記「ギック 前編」
    http://www.diaryinbangkok.com/archives/2004/08/post_670.php

    をごらんくださいませ。

    ちなみに、僕は上述したような恋愛関係を楽しむ気には、あまりなれませんね。タネが明かされてしまっては、面白くも何ともないからです。

    >マコトさん

    はじめまして。バンコク留学生日記をごらんくださりありがとうございました。

    時として性産業の構造が、(ジェンダー論的視点から見る)社会問題として「性的搾取」と呼ばれることがありますが、僕個人としては「男性の側が無意味なものをエサに経済的搾取をされること」と考えています。まあ、両方とも「真」であるという前提で考えれば、たぶん Give and Take の関係は成り立っているようにも見えると思います。

    ・・・でも、僕はこの産業は男性が一方的な出血を強いられているものとしか思えないんですよ。資本家や政治家という生き物は、もともと廃物処理の天才であり、不要品をせいぜい有効活用して利益を得ようとするものです。まさにリサイクルの論理です。そして、それにハマった男性が彼らに際限なく彼らに金をくれてやると。

    僕は今まで「買春はやめましょう」と言ったことはなかったと思います。ただ、その背景にあるものがいかにどうしようもないかを知れば(そして僕がそれを伝えれば)、目を覚まして正道へと戻れる人も何割かはいるのではないかと思って、この論題を扱い続けています。

    タイ料理といえば、僕はご飯ものが好きですね。すごくオーソドックスですが、昼食はカーオカームーでも食べようかと思っています。

  • >ホープランドさん

    この日記の「娼婦に例外はあるか」シリーズ(その1~3)で扱いましたとおり、夜の性産業に従事している女性の評価は非常に低く、一般に彼女らはまともな男性に相手にしてもらえないという共通の悩みを抱えています。僕も正直なところ彼女らに価値があるとは思っていませんし、まともに相手にするつもりもありません。

    このようなことから、彼女らは(商売以外の)恋人の確保に大変苦労しており、彼女らのコミュニティー内ではいかにまともな男性をゲットできたかが自慢の材料にもなるほどです。同時にそれから得られた経済的特典についても自慢の材料になります。

    その背景には、一部の日本人男性にまともな女性と知り合う機会がなく、「夜の性産業に従事する女性から選ぶしかない」という悲しい現実があるのと同じように、夜の性産業に従事する女性も「性産業のサービスの利用者から男性を選ぶしかない」という厳しい現実を突きつけられていることがあります。

    彼女らは、もはや「いかにまともなオトコをゲットしたか」などというゆうことを競争し合うことができない苦境にあるのです。だから、「まともなオトコ=経済的特典の伴うオトコ」という新しいルールを作って互いに自慢し合うことしかできないのです。

    ・・・真の恋愛からは大きくかけ離れていますね。

    このような悲しい世界もあるようですが、さしあたって僕はそういったレベルの競争に参入するつもありはありませんので、正直なところ、どうでも良いってカンジですね。

    ただ、そういった価値観で動いている男女関係というのもあるんだなあ・・・ということをこの日記でお伝えできればと思っています。

    P.S. 相場を教えていただきありがとうございました。

    >目黒警部さん

    おはようございます。ギックの語源につきましては

    2004年8月26日付日記「ギック 前編」
    http://www.diaryinbangkok.com/archives/2004/08/post_670.php

    をごらんくださいませ。

    ちなみに、僕は上述したような恋愛関係を楽しむ気には、あまりなれませんね。タネが明かされてしまっては、面白くも何ともないからです。

    >マコトさん

    はじめまして。バンコク留学生日記をごらんくださりありがとうございました。

    時として性産業の構造が、(ジェンダー論的視点から見る)社会問題として「性的搾取」と呼ばれることがありますが、僕個人としては「男性の側が無意味なものをエサに経済的搾取をされること」と考えています。まあ、両方とも「真」であるという前提で考えれば、たぶん Give and Take の関係は成り立っているようにも見えると思います。

    ・・・でも、僕はこの産業は男性が一方的な出血を強いられているものとしか思えないんですよ。資本家や政治家という生き物は、もともと廃物処理の天才であり、不要品をせいぜい有効活用して利益を得ようとするものです。まさにリサイクルの論理です。そして、それにハマった男性が彼らに際限なく彼らに金をくれてやると。

    僕は今まで「買春はやめましょう」と言ったことはなかったと思います。ただ、その背景にあるものがいかにどうしようもないかを知れば(そして僕がそれを伝えれば)、目を覚まして正道へと戻れる人も何割かはいるのではないかと思って、この論題を扱い続けています。

    タイ料理といえば、僕はご飯ものが好きですね。すごくオーソドックスですが、昼食はカーオカームーでも食べようかと思っています。

  • こんばんわ!

    日本人の女の子友達にモデルのタイ人を紹介してあげると連れて来られた子が実は、高級GOGO BARという感じのナイトクラブ=フォルテRCAで働いていた子だった経験があります。話しを聞くと大体がパパ持ち、もしくは同年代の小金持ちの彼氏がいるみたいです。一部、外国人の男性とも付き合っているみたいですが。。。僕が会った子もタイ人のパパがいました。働いている主な理由が裕福な暮らしをしたいが為なんだろうけど。。。

    で、知り合いに、このスタイルのお店には会員に入っているから安く飲めるということで連れて行ってもらった事があるが、何が楽しいのか理解に苦しむ場所だったし、会員に入っていても、それなりに高かった記憶があります。まぁ、観光客向けの夜のお店で女の子が話す気分の害する汚いタイ語(ガラの悪いタイ語)を聞くよりは我慢出来る空間だと思うけど。

  • こんばんわ!

    日本人の女の子友達にモデルのタイ人を紹介してあげると連れて来られた子が実は、高級GOGO BARという感じのナイトクラブ=フォルテRCAで働いていた子だった経験があります。話しを聞くと大体がパパ持ち、もしくは同年代の小金持ちの彼氏がいるみたいです。一部、外国人の男性とも付き合っているみたいですが。。。僕が会った子もタイ人のパパがいました。働いている主な理由が裕福な暮らしをしたいが為なんだろうけど。。。

    で、知り合いに、このスタイルのお店には会員に入っているから安く飲めるということで連れて行ってもらった事があるが、何が楽しいのか理解に苦しむ場所だったし、会員に入っていても、それなりに高かった記憶があります。まぁ、観光客向けの夜のお店で女の子が話す気分の害する汚いタイ語(ガラの悪いタイ語)を聞くよりは我慢出来る空間だと思うけど。

  • > AKI さん

    こんばんは。僕も以前似たような目に遭ったことがあります。日本人の友達の後輩という観光客がカーオサーンでナンパした女性に指定されたという店に付き合いで行ってみると、なんと2,500バーツもするシーバスリーガルのボトルを開けさせられ、さらにホステス指名代をひとり1,800バーツもとられました。

    店から出てから、僕たちはこの店を「フォルト」と命名しました。

    それにしても、日本人の女友達、どうやってその人と知り合ったんでしょうね?

    2004年9月7日 「ナンパが約束されたディスコ」
    http://www.diaryinbangkok.com/archives/2004/09/post_681.php

  • > AKI さん

    こんばんは。僕も以前似たような目に遭ったことがあります。日本人の友達の後輩という観光客がカーオサーンでナンパした女性に指定されたという店に付き合いで行ってみると、なんと2,500バーツもするシーバスリーガルのボトルを開けさせられ、さらにホステス指名代をひとり1,800バーツもとられました。

    店から出てから、僕たちはこの店を「フォルト」と命名しました。

    それにしても、日本人の女友達、どうやってその人と知り合ったんでしょうね?

    2004年9月7日 「ナンパが約束されたディスコ」
    http://www.diaryinbangkok.com/archives/2004/09/post_681.php

  • ABOUTこの記事をかいた人

    バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。