2006年1月

愉快で楽しい偽物テーマパークへようこそ!

ヘンタイ的な嗜好を持っている一部の日本人たちは、バンコクの魅力として性風俗関連の施設をまっさきにあげるが、あんな外国人向けの偽物レジャーランドのようなものだけを見てバンコクの全体を語ってしまうのはあまりにもオカシイ。しかも、バンコクに住んでいる一部の日本人男性たちは、「過去に何人の女性と性的な関係を持ったか」を互いに自慢して競い合う日々を送っている。

民族主義的珈琲店「バーンライ」

午後6時、高架電車エーガマイ駅の前にある珈琲屋「バーンライ」で、それまで店内に流されていた音楽が突如中断され、客に起立を促す店員のアナウンスが流された。オレンジ色のポロシャツを着ている10人の店員たちが国旗掲揚台の前で一列に並び、そのうちのふたりが掲揚台のロープを握っていた。

コヨーテ その1

午後11時50分、ラッチャダーピセーク13街路にあるキャバレー The Resort で、友人の会社社長に付いている秘書が言った。あらかじめ、日本人向けのカラオケスナックや外国人観光客向けの Go Go Bar などとの違いを明確にして、ここが売買春を斡旋する店ではないことを、念押ししておこうとしたのではないだろうか。

学生寮街 その2

バンコク都内にある私立大学の周辺には、ここのところ新築の寮が次々と建設されている。この寮も、昨年の上半期に、アサンプション大学のフワマーク校舎から約500メートル離れたところに、学生向けの格安アパートとして建てられたばかりで、外観・内装ともに、日本人が東京近郊のワンルームマンションに求める水準をギリギリ満たしている。

無題

きょうは、スィーロム通りにある珈琲屋へ行って友人とだらだら過ごしてから、スィーロム6街路にある中華料理店「上海小龍包」で夕食をとった。

パブの違法薬物一斉取締

午前零時50分、安宿街カーオサーンの裏手にあるマヨム通りの一帯は、20人規模の警官隊によって封鎖され、人権という言葉を忘れたテレビ局のビデオカメラが、パブ deep の窓側にある僕たちの席を明るく照らしていた。タイ語曲バンドのボーカルは、店内にいる数百人の客に対して平静を呼びかけていた。

サバーイディーピーマイ

午前9時半、パークセー市内の第10通り沿いにあるゲストハウス「ナーリーンターヂャルーン」の前で、眠い目をこすりながら寝起きのタバコを吸っていたところ、ノーイナーの友人でラオスの永住権を持っているベトナム人女性が110ccのバイクに乗ってやってきた。