2007年

ハノイの道路が渡れれば 世界中の道路を横断できる (タイ人とのベトナム旅行2)

日本人的な感覚からしてみると、タイの交通事情ほど無茶苦茶なものはないように思えるかもしれないが、ノック航空の機内誌にはタイ語で「ハノイの道路が渡れれば、世界中の道路を横断できる」と書いてあった。それを見たときは、旅行情報誌にありがちな誇張表現だろうと高をくくっていたが、いざ実際にハノイの市内にある通りを渡ろうとしたところ、その意味の深さというものをイヤというほど思い知らされることになった。

ベトナム人の方がイケてるけど (タイ人とのベトナム旅行1)

今夜のベトナム行きチケットは、10月1日の予約開始と同時に、友人がクレジットカード決済でオンライン予約しておいてくれた。費用はひとりあたり3,172.67バーツで、その内訳は、航空運賃が6バーツ, 燃油料が1,500バーツ、保険料が400バーツ、事務手数料が300バーツ、空港使用料が1,166.67バーツだった。そして、あらかじめ予約していた午前10時15分発の DD3200 便に乗ろうとバンコク・スワンナプーム空港へ行ったところ、なぜかその便が欠航になっていたため、代わりに午後6時発の DD3208 便に振り替えられ、座席が通常のエコノミークラスから Nok Plus へアップグレードされていた。

優先道路の定めがない細い街路で起きた交通事故とタイ警視庁の判断

午後2時すぎ、ノンタブリー市内をサンカターン寺からチャルームプラギアットウォーラハーン寺へ向かって走行していたところ、交通事故に巻き込まれた。友人が運転している1994年製の7代目 Toyota Corolla が、市街地のただなかにある見通しの悪い交差点へ時速30キロで進入した瞬間、交叉する街路から出てきた1979年から1987年のあいだに製造されたとみられる4代目 Toyota Corolla が友人のクルマの左後方に突っ込んできた。

タイ人「ラオスよりカンボジアのほうがもっとラオスだ」

夕方、パホンヨーティン30街路にある屋外型料理店「烏熱(オーユワ)」へ向かう車中で、友人に「カンボジアとラオスのどちらがよりラオスか?」と聞いてみところ、このような答えが返ってきた。タイ語のスラングを知らなければ、文意はまるで伝わらない。そのアベコベなところが可笑しくてならなかった。

タイ語の発音が悪くなってタクシー運転手から出身県を尋ねられた

マズい。1年5ヶ月にもおよんだ東京生活のせいで、タイ語の発音が明らかにヘボくなっている。日頃からあまり使っていないタイ語を、以前のようにネイティブと同じスピードで話そうとすると、どうしても唇や喉の動きがついてこない。全力で疾走したときに、運動不足のせいで足がもつれて躓いてしまったかのような、遣る瀬ない思いをした。まったくなんてこった。

タイの長距離バス2等冷房車で行くカンボジア国境カジノ

午前零時、カンボジアのバンテイメンチェイ州ポーイペート郡にあるカジノ街で、砂ぼこりが舞うなかを Golden Crown Casino から Ho Wah Genting Poipet Casino Resorts へ向かって歩いていたところ、3時間10分にもおよんだ2等冷房バスの旅について、友人は次から次へとやってくるバイクタクシーの営業を適当に交わしながら、このように言って振り返っていた。

タイの地方都市でクルマの修理を依頼したら交換部品が模造品だらけだった

午後6時、タイ国道304号のチャチューングサオ・ガビンブリー線を走行中に、ノーングプローング交差点のど真ん中で、1994年に製造された走行距離約24万キロの、友人が所有しているトヨタ・カローラが突然停止した。それ以降、アクセルを連打踏みしてはエンジンを再始動させるのを繰り返してなんとか走り続けていたが、プラーヂンブリー県スィーマハーポー郡タートゥーム町で午後6時10分、とうとうエンジンがかからなくなってしまった。