午前6時半、バンコク・モーチット発チアングマイ行きの長距離冷房バス上級1等車が、チアングマイのバスターミナルに到着した。客引きの三輪バイクタクシー「トゥクトゥク」の運転手たちを無視して、乗り合い小型トラックの「ソングテオ」で友人の日本人たちと市街地へ向かい、フワイゲーオ通りにあるホテル Lotus Pang Suan kaew (1,700バーツ)にチェックインした。その後、シャワーを浴びて旅の疲れを洗い流し、先日買ったばかりのドライヤーが壊れてしまい使えないため、髪の毛を乾かすために美容室へ出かけた。午後1時半から午後3時半まで、チアングマイに住んでいる日本人イチオシの、マヒドン通りにあるタイ料理店「ペットドーインガーム食堂」へ行って酒を飲みながらタイ北部料理を堪能した。ここなら日本語のメニューがあるし、タイ料理が嫌いな日本人の口にも合いそうだ。その後、タイマッサージ屋(1時間半, 300バーツ)へ行った。
「せっかく、はるばるチェンマイまで来たんですから……」
午後5時半、クローングチョンプラターン通りにあるパブ Simm Bar で、友人の日本人2人組が女の子パワーを全開にしてフロア責任者と掛け合い(コンサートだけのために、はるばる日本からやってきたと言ってゴネたらしい)、ステージ正面の1列目にテーブル席を増設させて、午後8時までに来ると約束して一旦ホテルへ戻った。午後7時58分、ふたたび Simm Bar へ行き、その後、チアングマイ在住の日本人大学院生や現地で事業を営んでいる日本人たちが合流した。午後零時に人気歌手 อ๊อฟ ไอซ์ เป๊ก(オーフ・アイス・ペック)によるコンサートが始まったが、なぜか อ๊อฟ(オーフ)が病欠し、代わりに皮膚科医を兼業している歌手の โอ๊ค(オーク)がステージに登場したため、友人たちが思いっきり凹んでいた。コンサートが終了した午前1時6分までに1リットル入りのスコッチウイスキー Johnnie Walker Black Label のボトルを2本空けて、現地在住の日本人のクルマでホテルまで送り届けてもらった。
本当のお楽しみはここからだった。が、タイ在住日本人の一部に存在するといわれている自尊心過剰行動力過少気味な自称タイポップカルチャーの専門家たちをあまり刺激しすぎると、厄介で後始末が面倒になると友人たちに言われたため、残念ながら事の仔細については一切公表できない。
午前7時10分、モットさんが運転するピックアップトラックで、ホテル Lotus Pang Suan kaew まで送り届けてもらった。きょうの飲酒時間は、合計16時間だった。