タワーイサンカターン

朝、オーンヌット通り(スクンウィット77街路)にある仏教寺院「ワットヤイ」へ、友人の会社社長の妻でカラオケスナック「鹿鳴館」の元ホステスの女性と出かけた。

午前9時、寺があるオーンヌット3街路の入口で黄色いバケツに入っている寄進物のセットを買って、僧の住居を兼ねている小さな建物へ入ってお経を上げてもらった。狭い部屋のなかで正座をして、僧が唱えているお経を頑張って復唱していたが、中盤あたりから集中力が切れて放心状態になってしまった。最後に祝福の水をかけてもらい、誕生日ごとに定められている本数の線香を立てた。これをタイ語で「タワーイサンカターン」というが、日本人のあいだでは「タンブン」と呼ばれることが多い。タンブンは、複数の僧に誕生日や結婚式を祝福してもらう仏教行事のことで、タワーイサンカターンとは別のものだ。

その後、スクンウィット26街路にあるグワイッティアオ食堂で朝食をとった。この店は知る人ぞ知る有名店で、金持ちの連中がベンツで乗りつけるという。夕方までスィーロム通りにある珈琲屋でペーパーを書き、スクンウィット31街路にあるイタリア料理屋で友人と夕食をとった。

・・・・・・きょう予定されていた補講に出るのをすっかり忘れていた。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。