無題

午前中の講義を受けながら、ヂュラーロンゴーン大学文学部の新館、ボーロムラーチャグマーリー館の7階にある教室から、教室の前にあるバルコニー(といってもものすごく広い)の様子をガラス戸越しに眺めていたところ、東南アジア研究科とタイ研究科の研究室の女性職員たちが、廊下の天井より高いクリスマスツリーをどこかから運び込んできて手際よく飾り付けをしていた。どうやらくじ引きの賞品もあるようだった。

正午、ボーロムラーチャグマーリー館の7階で、東南アジア研究科とタイ研究科の合同クリスマスパーティーが催された。久しく会っていなかった修士論文を執筆中のクラスメイトたちとも再会し、それぞれの近況について報告し合いながら、タイ料理のビュッフェを楽しんだ。

午後の講義を終えて、スクンウィット13街路にある住まい Sukhumvit Suite の17階にある自室へ戻ると、急な腹痛に見舞われて午後9時まで寝込んでしまった。目が覚めるまでのあいだに不在着信が何件もあったが、すべてスルーしてしまったため、このままではせっかくのクリスマスイブが大学の行事だけで終わってしまう。それでは格好がつかないと思って、友人たちを呼んで小規模なクリスマスパーティーを開いた。

彼女がいないだけでも十分マズいのに、よりにもよって腹痛とは本当にツイてない。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。