ラオス人の友人の帰郷

「ラオスの入境許可証で、バンコクまで来られたっけ? せいぜいコーンゲンあたりまでが限度だったと思うけど?」

昼すぎ、ラオスから遊びに来ていた友人が鉄道で帰郷したいというので、駅係員以外のタイ人を絶対に信用しないようにと忠告して、フワランポーン・バンコク中央駅のタクシー降車場まで送り届けた。結局、この友人はバンコク滞在中に1バーツも使わなかった。

ラオス人の友人は、正規のラオス旅券を持っており、タイ東北部のナコーンラーチャスィーマー県(コーラート)で不法に就労しているという。幸運にも悪い人ではなかったようで、自室に2晩泊めたが何も盗まれなかった。でも、部屋は用意してあげたのだから、せめて食事代くらいは自分で出してもらいたかった。

その後、タイ人の友人とスクンウィット22街路にある大衆居酒屋「栄ちゃん」へ行って「日本の居酒屋」を見せた。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。