ボーリング大会の応援と自習

午前10時45分、クラスメイトからの電話で起床した。きのうの打ち合わせでは午後2時頃にアパートまで迎えに来てくれることになっていたが、なんとラーチャテーウィー駅前午前11時集合に変更になったという。とてもではないが15分では何もできない。やむなく午前11時15分集合に変更してもらい、それでもいつもの半分の時間で身支度を整えた。どうしてここまで無理してクラスメイトのボーリング大会なんかに行かなければいけないんだ。

クラスメイトはルームメイトの従兄弟が運転するクルマで迎えに来た。高架電車ラーチャテーウィー駅前からパヤータイ通りを北上し、アヌサーワリーチャイサモーラプーム前ロータリーで右折。ラーチャウィティー通りでドイツ人クラスメイトをピックアップ。そこからチャルームマハーナコーン有料道路を北上し、バンコク・ドーンムアング空港を通過した。

正午、Future Park ラングスィット向かいのショッピングモールに到着。ボウリングを2ゲームプレイしたところで腕の筋肉が悲鳴をあげてリタイアした。

そこで大会が終了するまであと9時間もあるという話を聞きつけ、西洋人クラスメイトが「それならきょうまでの新出単語をコンプリートできるね!」と言って紙袋の中から集中タイ語講座のテキストを取り出した。僕もそれに倣って単語の暗記に没頭した。飲み放題のコーラをカウントできないほどおかわりした。ここからバンコク中心部へ戻る方法が分からないため、イヤでもこの境遇を受け入れざるを得なかった。

午後6時、クラスメイトが試合から抜け出してクラスメイトの従兄弟とともに戻ってきたため、自習用(?)テーブルでコンサートを眺めながら夕食をとった。食後、彼らはボーリング大会の会場へと戻り、僕たちはふたたび単語の暗記に没頭した。行動が制限されている環境下ではイヤでも勉強に身が入る。初級3開講以来はじめて本格的な復習ができて、それなりに有意義な土曜日となった。

午後9時半、ようやく大会が終わった。当初の約束ではアパート近くまで送ってもらえることになっていたが、とんでもないところで降ろされた。こんなことなら最初からタクシーで帰ってくれば良かった。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。