無題

「この先ずっと乗り続けるのであれば話は変わってきますが、もし近々に手放すようでしたら、修理は最小限にとどめておくのが良いでしょう。細かいところを直したとしても、どうせ売るときの値段は変わらないのですから」

昼すぎ、ヂュラーロンゴーン9街路にある自動車整備工場へ修理の催促のために出かけた。前々から、どうして一介の自動車整備工にすぎないタイ人の男性が流暢な日本語を操っているのかと疑問に思っていたが、事務所の机の上にあったタイ語で書かれている修士レベルの論文を見て合点がいった。

その後、ヂュラーロンゴーン大学マスコミ学部の図書館へ行ってペーパーの参考に使えそうな文献を探そうと思っていたが閉館していた。スィーロム通り沿いにある珈琲屋 Bug and Bee  に寄ってペーパーを書いた。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。