放課後、ヂュラーロンゴーン大学文学部から1km(徒歩13分)離れたマーブンクローングセンターへ日本人クラスメイトと出かけたところ、これまでずっと気になっていた「日本語バカTシャツ」を発見した。Tシャツの前側には『旅行やコインランドリーなどに。スーパートップ。世界初の低温パワフル酵素配合。冷たい水でも汚れを心から分解。ワンパック洗濯機1回分』、裏側には使用上の注意のような文字がプリントされている。
タイで買い物をするときには値段交渉が欠かせない。今回の売場のおばちゃんの言い値は199バーツ。あまり良い生地ではなかったためクラスメイトに相談してみたところ、この程度のTシャツならヂャトゥヂャック市場で3枚450バーツで売っていると言うので、「これ150バーツで売ってくれない?スィーロム通りで150バーツで売ってたよ!」と吹っ掛けてみた(スィーロム通りの土産物品相場はヂャトゥヂャック市場より高い)。「そこらものとは生地が違うんだからそんな値段では売れない」と切り返されたため「もうちょっと考えてから決めます」と言って背を向けたときに、「150バーツで売るから買っていくかい?」と呼び止められて「日本語バカTシャツ」をこちらの言い値通りの価格でゲットできた!
その後しばらくマーブンクローングセンターをうろつき、高架電車サーラーデーング駅前にある珈琲屋 Starbucks で留学斡旋会社の人に会った。タイ人が日本に留学するときに必要となる諸条件について情報を集めておいてほしい、と先日エーンのバイト先を訪問したときに同僚のヂョーイから頼まれていたので聞いてみた。
2年制の専門学校に留学して日本語を勉強する場合、
1. 就学 VISA 申請時に両親の銀行残高証明書の提出が必要。最低700,000バーツは必要で1,000,000バーツあれば却下されない。
2. 高卒でも就学 VISA は取得できる。ただしラームカムヘーング大学卒の場合は難航する。
3. 親と別居していない場合は難航する。
日本政府は外国人の不法就労を懸念しているため、発展途上国の人々に対する VISA 発給には慎重な姿勢をとっている。タイ人が日本へ留学するときには、日本語能力以前の問題として VISA の発給を受けられるかが最大の鍵となる。難度は留学先の日本語学校によっても変わるという。
エーンは VISA の発給を受けられない要件を完全に満たしている。必要となる銀行残高の目安は日本留学中に必要となる金額とほぼ同額らしい。ちなみに僕の留学予算は年間約500,000バーツを予定している。