「タイ人立入禁止」

放課後、コンヴェント通りにある Starbucks Coffee でクラスメイトときょうの復習をしてから韓国料理屋で夕食をとり、ふたたび Starbucks Coffee に戻って復習を続けた。

午前零時ころ、スクンウィット15小街路にある売春婦調達バー「トァーメー」でタイ語会話を練習。ひどい容姿の売春婦とタイ語で話していたところ、比較的マシな容姿の売春婦が近づいてきて真顔で声をかけられた。

“คนไทยไม่ให้เข้า” (コンタイマイハイカオ)
「タイ人立入禁止」

タイで買った服を着て来たのがいけなかったと後悔するべきなのか、それともタイ語力がそれだけ向上したと喜ぶべきなのか。

トァーメーはタイの風俗情報を扱っているウェブサイトでもしばしば話題にあがる風俗スポットで、きょうからの大型連休を利用してタイを訪れる日本人中年男性観光客たちが殺到することが予想される。だけどそれほどの魅力がある場所とは到底思えない。この店にいる売春婦は、ほかの性風俗店では雇ってもらえないような年寄りやブサイクばかりだし、そのほとんどが麻薬中毒者でエイズ感染率も非常に高い。女性に囲まれながら安く酒が飲めるのが唯一の魅力かもしれない。

ここでブサイクな売春婦を買うのは、ほかより費用対効果が低いばかりか、盗難に遭ったりエイズに感染するリスクがあまりにも高すぎる。買春ツアーにはそれ相応のリスクがともなう。

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バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。