集中タイ語講座中級2

きょうからヂュラーロンゴーン大学文学部主催の集中タイ語講座中級2が始まる。短い休暇が終わるとともに日本人1人がクラスを去り、若いアメリカ人男性が加わった。いつものことながら編入生のタイ語力には驚かされる。タイ語を1年半勉強してきただけあってリスニング力や単語力がずば抜けている。それでもカリキュラムが違うせいか集中タイ語講座の学生なら当然知っているような単語を知らないこともある。

授業開始前、文学部本館にある集中タイ語講座の事務所へ授業料を支払いに行ったところ、たくさんの外国人に遭遇した。彼らはきょう開講される集中タイ語講座初級1の学生たちで、半年前に開講した僕たちのコースの約3倍にあたる29人もいるという。

集中タイ語講座にはクラス定員10名以下という規定があるため、きょう開講の初級1クラスはAからCまでの3クラスに分割された。14人いるという日本人受講生のうち何人がこの日記を読んでるのだろう?日本人学生は各クラス4~5人ずつに分散させられたという。なかにはタイ語が話せない外国生まれのタイ人受講生もいるというから驚いた。

きょうの授業ではタイにおける信仰の混在について学習した。農耕民族のタイ人は当初精霊を信仰していたが、ミャンマーからバラモン教が伝来すると王権を正統化するために宗教の政治利用がはじまったという。タイ人の大部分は上座部仏教を信仰していると言われているが、タイの仏教は単に日本の大乗仏教と宗派が異なるだけでなくバラモン教や精霊信仰がミックスされているタイ固有の別の宗教(タイ仏教)と考えたほうが良さそうだ。

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ABOUTこの記事をかいた人

バンコク留学生日記の筆者。タイ国立チュラロンコーン大学文学部のタイ語集中講座、インテンシブタイ・プログラムを修了(2003年)。同大学の大学院で東南アジア学を専攻。文学修士(2006年)。現在は機械メーカーで労働組合の執行委員長を務めるかたわら、海外拠点向けの輸出貿易を担当。