日本語や英語は文ごとに句点やピリオドで区切られているけれど、タイ語には句点もピリオドもないため文の範囲がハッキリしない。文が重層的な関係代名詞節でできていることもあって1つの文(日本語で言う「。」から「。」まで)が8行になることもある。接続詞や主語の変更を手がかりにすればひとつの文を複数の文に分割することもできるが、タイ語も日本語と同じく主語が曖昧な言語だから主語そのものが分からないことのほうが多い。きょうの日記をタイ語的に書くとこんなカンジになる。
「しかし、文を分断できなくても、それはたいした問題ではなく、家や学校でタイ語ばかりを話しているから慣れており、日本語に訳して考える必要はないし、タイ語スタイルの文章でも構わないので、いちいち日本語訳して聞き取っていたら、量的な理由から、1日4時間の授業時間中に発狂すること疑いない。」
ああ、気が滅入ってくる。教科書にあるタイ語文を20日付の日記に日本語訳して掲載したときにはタイ語構文の複雑さに悩まされた。教科書のタイ語は直訳でも理解できるがネイティブのタイ語を直訳するのにはムリがある。
きょうの授業では、そんなタイ語文を、しかも文語体で書いた。