ヂュラーロンゴーン大学文学部主催の集中タイ語講座中級2では、①タイ語文法②政治③経済④歴史⑤宗教の5つをテーマとしている。きょうの授業では「アジア太平洋経済協力会議において発表された労働力比較統計情報によると、わたしたちタイ人が怠慢ではないことが証明された。タイの労働人口はチリと比較すると・・・・・・」という記事を読み、タイにおける農業の効率化について学んだ。
「解脱日は、水曜日の逆で、かつ戌年の日、すなわち仏歴紀元前45年6月の月齢15の日(満月)である。苦痛からの脱却日は……」
宗教の授業はクソつまらない。宗教分野の語彙(たとえば「苦痛からの脱却日」など)は日本語に翻訳しても意味不明なうえ、まったく興味がない内容であるため宗教上の苦行そのものになっている。
仏教はタイ社会において非常に重要な位置づけにあってタイについて学ぶのであればどうしても避けては通れない。こんなイヤな分野は日本語で勉強したい。これではタイ語を勉強しているのかタイ語でタイの文化を勉強しているのかわからなくなる。ヂュラーロンゴーン大学文学部の修士課程には「タイ研究科」があるが、もっと高度な内容を研究しているのかと思うと想像するだけで気が遠くなる。
ちょうど今、集中タイ語講座のカリキュラム(1年間)のちょうど折り返し地点にいる。残りの半分を無事に終えることができたら、その頃にはどれほどの能力が身に付いているのか全く想像がつかない。同時に、それまで延々と続く学習の義務について考えると恐ろしくてたまらない。