国これまでも際結婚斡旋業者の広告は日本で何度か目にしたことがある。その実情はやはり想像していたとおりだった。
今晩、日本人向けの歓楽街タニヤ通りにあるカラオケスナック「ゆかり」の店主から電話があって、国際結婚斡旋業者の仲介で日本人男性と結婚したタイ人女性の相談に乗ってもらいたいと依頼された。そのタイ人妻はカラオケスナックで働いているホステスの友人で、日本へ行くために業者に国際結婚の仲介を依頼して、結婚相手の日本人男性もすぐに見つかったという。しかしバンコクで会ったのは一度きりで、その後は手紙でのやりとりしかなく、ちょうど日本への関心も薄れたこともあって離婚を希望している。
今回のケースでは、日タイ間の国際結婚としては珍しく日本にしか結婚届が提出されていなかった。タイ人経営の結婚仲介業者からは日本の市役所に提出するための離婚届が送られてきたけれど、記入方法について説明がなかったため不用意に署名してしまうと不利益になるのではないかと不安がっていた。
ただでさえ国際結婚にはさまざまな困難がついて回るけど、さすがに年齢が倍も離れていて言葉も通じないようでは無理がありすぎる。